一・五の時代

小此木 啓吾

現代の心の病いは、人と人との関係が一対一の二・〇関係ではなく何かが欠けた一・五の関係になってしまったことに原因がある。その心理を具体的に明快に説く。

一・五の時代
  • シリーズ:シリーズ・全集
  • 1,079円(税込)
  • Cコード:0311
  • 整理番号:
  • 刊行日: 1987/11/26
    ※発売日は地域・書店によって
    前後する場合があります
  • 判型:四六判
  • ページ数:200
  • ISBN:4-480-05104-X
  • JANコード:9784480051042

この本の内容

ペットブーム、ファミコン狂、いじめ、共通するものは?現代の心を読むキー・ワード「1.5」。

この本の目次

プロローグ 私たちの1.5
第1章 モダン・ホモ・ルーデンス(私のファミコン・シンドローム
「遊」から「狂」へ
テクノ依存症とダッチワイフ)
第2章 コピー人間の誕生(コピーとオリジナル
コピー化現象
受け売り現象
複製になった私
自分が自分でない!
演技型パーソナリティ
マニュアルなしの不安)
第3章 パフォーマンスといじめ心理(旅もパフォーマンス
自己客観化の術
いじめ心理)
第4章 マスメディアの精神生態学(母親=テレビ参照機能
ファン心理
スーパーウーマン・シンドローム)
第5章 脱錯覚への道(媒体優位の時代
イリュージョンとしての戦争
日米貿易摩擦)
第6章  ヒューマン・アニマル・ボンド(ペットに2.0を求める
ペットの使い捨て
ペットはストレス解消器?)
エピローグ 1.5の背景(ピグマリオン型の「1.5」
ドン・キホーテの世界
一次経験の排除
操作人間
テクノ・情報システムの母親参照機能)〔ほか〕

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