エコロジカルな経済学

倉阪 秀史

これまでの経済学は、環境問題を扱うには不十分だった。この限界を乗り越え、経済と環境との両立を目指し、実効性ある処方箋を提示する。新しい経済学の誕生だ。

エコロジカルな経済学
  • シリーズ:ちくま新書
  • 792円(税込)
  • Cコード:0233
  • 整理番号:447
  • 刊行日: 2003/12/08
    ※発売日は地域・書店によって
    前後する場合があります
  • 判型:新書判
  • ページ数:240
  • ISBN:4-480-06147-9
  • JANコード:9784480061478

この本の内容

地球温暖化や酸性雨、大気汚染などは、さまざまな要因が絡み合って生じるため、どれだけの被害を引き起こすのか、予測が難しい。しかも、いったん問題が生じると、人間の生活基盤を破壊する恐れすらある。こうした問題に対し、これまでの経済学はほとんど無力であった。生産と消費において、ごみが出ることを想定していなかったからだ。本書は、主流派経済学のこうした限界を明らかにし、市場経済の活動を妨げることなく環境問題を解決するための、実効性のある処方箋を提示してゆく。経済と環境を両立させるための基礎理論から政策論までを展開した、エコロジカルな経済学の入門書だ。

この本の目次

第1章 カウボーイ経済から宇宙飛行士経済へ
第2章 ごみがでない生産と消費の理論
第3章 ごみがでない世界での環境問題
第4章 現実の経済の情景
第5章 ごみがでる生産と消費の理論
第6章 ごみができる世界での環境問題
第7章 新しい理論から導き出される政策の方向

この本への感想投稿

本書をお読みになったご意見・ご感想などをお寄せください。
投稿されたお客様の声は、弊社HP、また新聞・雑誌広告などに掲載させていただくことがございます。
は必須項目です。おそれいりますが、必ずご記入をお願いいたします。

(ここから質問、要望などをお送りいただいても、お返事することができません。あしからず、ご了承ください。お問い合わせは、こちらへ)







 歳

 公開可   公開不可