マルクス入門

今村 仁司 著

社会主義国家が崩壊し、マルクス主義が後退した今、マルクスを読みなおす意義は何か？　既存のマルクス像からはじめて自由になり、新しい可能性を見出す入門書。

マルクス入門
  • シリーズ:ちくま新書
  • 968円(税込)
  • Cコード:0210
  • 整理番号:533
  • 刊行日: 2005/05/09
    ※発売日は地域・書店によって
    前後する場合があります
  • 判型:新書判
  • ページ数:240
  • ISBN:978-4-480-06233-8
  • JANコード:9784480062338
今村 仁司
今村 仁司

イマムラ ヒトシ

今村 仁司（いまむら・ひとし）：1942-2007年。岐阜県生まれ。京都大学大学院経済学研究科博士課程修了。元東京経済大学教授。専攻は社会思想史、社会哲学。

著者に関する情報

追悼・今村仁司［全文を読む]

この本の内容

マルクス主義が大きく後退した現在の状況下で、今あらためてマルクスを読みなおす意義はあるのだろうか。『資本論』をはじめとする主要書を再度きちんと読みこむことでとろえられるマルクス像は、哲学においても、経済学においても、あらゆるイデオロギーを批判して、無神論の位置につねにたとうとする姿であった。既存のマルクス像から自由になり、マルクスの新しい可能性を見出すための最良の入門書。

この本の目次

序章　さまざまなマルクス像
第１章　「ギリシア人」マルクス
第２章　分裂なき共同体
第３章　文明史のなかの資本主義
第４章　歴史的時間の概念―ヘーゲルとマルクス
第５章　『資本論』の学問―「新しい学」の創造

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