哲学がはじまるとき  ─思考は何/どこに向かうのか

斎藤 慶典

究極の問いから問いの究極へ

世界や人生に究極の根拠はあるのか? それを果てしなく求めていくことはそもそも知性に可能なのか? 思考の限界でなおも思考し続ける哲学という営みへの案内書。

哲学がはじまるとき  ─思考は何/どこに向かうのか
  • シリーズ:ちくま新書
  • 792円(税込)
  • Cコード:0210
  • 整理番号:651
  • 刊行日: 2007/04/09
    ※発売日は地域・書店によって
    前後する場合があります
  • 判型:新書判
  • ページ数:240
  • ISBN:978-4-480-06356-4
  • JANコード:9784480063564
斎藤 慶典
斎藤 慶典

サイトウ ヨシミチ

1957年横浜生まれ。慶応義塾大学文学部卒業。同大学院文学研究科博士課程修了。哲学博士。慶応義塾大学文学部哲学科教授。専攻は、現象学、西洋近・現代哲学。思考の可能性を徹底的に問う営みを続けている。著書に『思考の臨界』『力と他者』『心という場所』(以上、勁草書房)、『フッサール 起源への哲学』『レヴィナス 無起源からの思考』(以上、講談社選書メチエ)、『デカルト』『デリダ』(以上、NHK出版)などがある。

この本の内容

哲学とは、「考えること」以外の何ものでもない。あなたが、世界に対して、「どうして?」という問いを発したとき、すでにそれははじまってしまっているのだ。答えの答え、根拠の根拠、意味の意味、ふだんの生活の中で、あるいは科学の営みの中で、「打ち切り」になっている問いをどこまでも徹底して考え抜いたとき、世界が、存在が、時間が、真理が、そして「私」が、あらたに驚きの相のもとに現れてくるだろう。「入門」ではない「哲学そのもの」へと直接導く案内書。

この本の目次

第1部 思考(当惑
問い
哲学
形而上学)
第2部 世界「すべて」(存在
時間

真理
場所)

この本への感想投稿

本書をお読みになったご意見・ご感想などをお寄せください。
投稿されたお客様の声は、弊社HP、また新聞・雑誌広告などに掲載させていただくことがございます。
は必須項目です。おそれいりますが、必ずご記入をお願いいたします。

(ここから質問、要望などをお送りいただいても、お返事することができません。あしからず、ご了承ください。お問い合わせは、こちらへ)







 歳

 公開可   公開不可