医療再生は可能か

川渕 孝一

いったい、医療に
いくら払えばいいのか。

いったい医療にいくら払えばいいのか。格差、医師不足、保険、高齢者問題などを精査し、崩壊の危機に喘ぐ医療システム再生の方途を、主に「医療費」の側面から探る。

医療再生は可能か
  • シリーズ:ちくま新書
  • 770円(税込)
  • Cコード:0247
  • 整理番号:717
  • 刊行日: 2008/04/07
    ※発売日は地域・書店によって
    前後する場合があります
  • 判型:新書判
  • ページ数:224
  • ISBN:978-4-480-06422-6
  • JANコード:9784480064226
川渕 孝一
川渕 孝一

カワブチ コウイチ

1959年富山県生まれ。一橋大学商学部卒業。シカゴ大学経営大学院修士課程修了(MBA)。民間病院・企業勤務の後、旧厚生省国立医療・病院管理研究所(現・国立保健医療科学院)勤務、日本福祉大学経済学部教授、日医総研主席研究員、経済産業研究所ファカルティフェローなどを経て、現在、東京医科歯科大学大学院教授。スタンフォード大学客員研究員兼務。専門は、医療経済学、医療政策、医業経営。主な著書に『病院の品格』(日本医療企画)、『日本の医療が危ない』(ちくま新書)、『病院を使いこなす法』(WAVE出版)、『医療改革』(東洋経済新報社)、『進化する病院マネジメント』(医学書院)。

この本の内容

いまや瀕死にあえぐ日本の医療制度。少子・高齢化で膨らむ医療費を抑制しようと制度改革を繰り出す政府、薄利多売の過重労働から病院を逃げ出す医師たち、必要な医療が受けられず難民化する患者、払えなくなった保険料を放棄する国民。日本の医療システムを救う道はあるのだろうか。本書では、現実と乖離してしまったシステムの問題点を整理、もっと効率よく質の高い医療を実現するにはどうしたらいいのか、主に「医療費」の側面から提言する。

この本の目次

第1部 誰も幸せにならない医療システム(医師不足のからくり
努力する者が報われない日本の診療報酬
国は一体何をしているのか
医療格差の現状と課題
患者が日本の病院を見捨てる日)
第2部 健全な医療財政のための提言(公的医療保険でどこまで面倒を見るのか
後期高齢者医療制度に必要な三つのヒント
まだまだ医療費は削減できる!?
医療の「見える化」をめざして)

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