高橋誠
( たかはし・まこと )1948年神奈川生まれ。東京大学文学部倫理学科卒業。出版社勤務、塾講師などを経てライタ一に。01年から08年まで「読売ウィークリー」の著者インタビューを担当。niftyの「教育フォーラム」内「塾と予備校の部屋」の初代世話役を務めた。現在はmixiに出没する。ハンドル名は、20年近く「メタメタ」を通す。共著に『もう学校では学べない教科書』(白泉社)、『やわらか頭「江戸脳」をつくる和算ドリル』(講談社+α新書)などがある。
loading...
私たちの算数の常識が、江戸時代には通用しない?日本独自に高度に発展した和算でも、受験算数でおなじみの植木算はなかったし、旅人算や速さの考え方はまだまだ未発達だった。江戸の庶民は、分数の計算ができなかったし、角度も知らなかった。ゼロの概念も江戸時代から明治時代にかけて、次第に成長していったのだ。昔の和算や算術の教科書の問題を解きながら、数の感覚の違いに迫っていく。
第1章 江戸時代のゼロの成長物語
第2章 誰がはじめて植木算で木を植えたのか
第3章 植木算がありえなかった理由
第4章 ギリシアの点と江戸の一里塚
第5章 分数事始
第6章 坊つちやん、角を立てる
第7章 千里馬はいったい何里走ったのか
第8章 鶴と亀の進化論
終章 和算洋算盛衰記―そして和算DNAは受験算数へ
補章 算木で計算する
本書をお読みになったご意見・ご感想などをお寄せください。
投稿されたお客様の声は、弊社HP、また新聞・雑誌広告などに掲載させていただくことがございます。