雇用はなぜ壊れたのか ─会社の論理vs.労働者の論理

大内 伸哉

「使えない社員」はクビだ
V.S.生存権の侵害だ

社会を安定させるためには、「労働」はどうあるべきなのか? セクハラ、残業、再雇用、派遣労働、正社員解雇など、雇用社会の根本に関わる11のテーマについて考える。

雇用はなぜ壊れたのか ─会社の論理vs.労働者の論理
  • シリーズ:ちくま新書
  • 814円(税込)
  • Cコード:0236
  • 整理番号:775
  • 刊行日: 2009/04/06
    ※発売日は地域・書店によって
    前後する場合があります
  • 判型:新書判
  • ページ数:240
  • ISBN:978-4-480-06483-7
  • JANコード:9784480064837
大内 伸哉
大内 伸哉

オオウチ シンヤ

1963年生まれ。法学博士。専攻は労働法。東京大学大学院法学政治学研究科博士課程修了。現在、神戸大学大学院法学研究科教授。主な著書に『労働条件変更法理の再構成』『労働者代表法制に関する研究』(以上、有斐閣)、『雇用社会の25の疑問』『労働法学習帳』(以上、弘文堂)、『労働法実務講義』『就業規則からみた労働法』(以上、日本法令)、『どこまでやったらクビになるか』(新潮新書)などがある。

推薦のことば

「甘え」の構造──パターナリズムとポピュリズム 大内伸哉

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この本の内容

会社では毎日のようにトラブルが起きている。セクハラ、長時間残業、内定取消、期間工の解雇、正社員リストラ―。こうした問題が生じる背景には、「労働」そのものの激変が横たわる。それだけに、根本的な解決は一筋縄ではいかない。本書では、会社と労働者の対立軸をシャープに浮き上がらせ、労働法学の考え方を導きとしながら、雇用社会の根本にある11のテーマについて考えなおす。誰もが「働ける」社会をつくるために、新たなルールを模索する。

この本の目次

法と道徳―社内不倫はイケないこと?
男と女―女だって働きたいの
仕事と余暇―男だって休みたい
敵対と協調―ユニオンって何をしてくれるの?
エリートとノン・エリート―たかが学歴、されど学歴
会社人と職業人―君は仕事のプロになれるか?
「使える」社員と「使えない」社員―クビになるのは誰?
アメとムチ―人を働かせる秘訣
ベテランと新人―世代間戦争の行方は?
正社員と非正社員―政府のやるべきことは何?
雇用と自営―本当の自由とは?

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