場末の酒場、ひとり飲み
踏み込めば、
先は極楽
繁華街から離れた闇市跡、工場街、色街。破れた赤提灯、煤けた暖簾、汚れた引き戸。肴は街の記憶と常連の人情だ。気どらない街の歩き方から心地よく酔う秘訣まで。
- シリーズ:ちくま新書
- 792円(税込)
- Cコード:0295
- 整理番号:868
- 刊行日:
2010/10/05
※発売日は地域・書店によって
前後する場合があります - 判型:新書判
- ページ数:208
- ISBN:978-4-480-06571-1
- JANコード:9784480065711
- 在庫 ×
繁華街でも商店街でもない場所にぽつんとある鄙びた酒場。破れた赤提灯、煤けた暖簾、汚れた引き戸。一見客を突き放す閉鎖的な空気を漂わせている。愛想をふりまく看板も品書きもない。どんな店主が経営し、どんな客が集まっているか。どうしてこんな場所に飲み屋があるか。場末の酒場にはそんな疑問がわくが、そこには現代史とも密接な関係を持った歴史があり、個性的な店主と常連客の人情が息づいているのだ。場末の酒場には、酒徒の好奇心を満足させる物語と流儀がある。日常のしがらみに疲れた人間を癒す、酒飲み心の原風景とは。
第1章 場末酒場を探して
第2章 露店換地の飲み屋
第3章 工場街の飲み屋
第4章 色街の飲み屋
第5章 今はなき場末酒場
第6章 場末酒場の流儀
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