日本劣化論

笠井 潔 著 , 白井 聡

戦後史からみえる
この国の弱点

幼稚化した保守、アメリカと天皇、反知性主義の台頭、左右の迷走、日中衝突の末路……。戦後日本は一体どこまで堕ちていくのか? 安易な議論に与せず徹底討論。

日本劣化論
  • シリーズ:ちくま新書
  • 924円(税込)
  • Cコード:0231
  • 整理番号:1078
  • 刊行日: 2014/07/07
    ※発売日は地域・書店によって
    前後する場合があります
  • 判型:新書判
  • ページ数:272
  • ISBN:978-4-480-06787-6
  • JANコード:9784480067876
笠井 潔
笠井 潔

カサイ キヨシ

1948年生まれ。小説家・評論家。小説に『サマー・アポカリプス』(創元推理文庫)『オイディプス症候群』(光文社文庫)『吸血鬼と精神分析』(光文社)、評論に『新版 テロルの現象学』(作品社)『例外社会』(朝日新聞出版)『8.15と9.11』(NHK新書)がある。

白井 聡
白井 聡

シライ サトシ

1977年生まれ。早稲田大学政治経済学部卒。現在、文化学園大学助教。専門は政治学・社会思想。『未完のレーニン』(講談社選書メチエ)『「物質」の蜂起をめざして』(作品社)『永続敗戦論』(太田出版)がある。

この本の内容

日本は破滅に向かっている。反知性主義は大衆のみならず、政治家にも蔓延し自分勝手な妄想に浸り、歴史を都合よく塗り替えようと必死である。一方、それを批判するリベラルは「戦後」に落とし前をつけることができず、壊滅的な状況が続いている。なぜ、日本は思考停止に陥ってしまったのか?なぜ「負け」を認めることができなかったのか?「天皇とアメリカ」「保守の劣化」「新たな日中戦争」「左右の沈没」など臆することなく徹底討論。

この本の目次

第1章 日本の保守はいかに劣化しているのか
第2章 日本の砦アメリカと天皇
第3章 アジアで孤立する日本
第4章 右と左がどちらも軟弱になる理由
第5章 反知性主義の源流
第6章 独立という思想へ

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