オカルト化する日本の教育 ─江戸しぐさと親学にひそむナショナリズム
偽史・疑似科学にもとづく教育論が、教育行政に影響を与えている。欺瞞に満ちた教えはなぜ蔓延したのか。嘘がばれているのに、まかり通る背景には何があるのか。
偽史・疑似科学にもとづく教育論が学校に定着しつつある。それが「江戸しぐさ」と「親学」。江戸しぐさは“江戸っ子”の行動哲学は素晴らしいと説く。親学は伝統的子育てにより、いじめや虐待から発達障害まで広く問題を解決できる、そのために親への教育が必要であると説く。国・地域・学校は連携して、子供が、国家及び社会の形成者として必要な資質を備えられるように家庭教育を支援しよう…などと教育行政に影響を与えている。これら欺瞞に満ちた教えはなぜ蔓延したのか。嘘がばれているのに、まかり通る背景にはなにがあるのか。
第1章 「江戸しぐさ」とは何か
第2章 「親学」とは何か
第3章 親学の社会浸透
第4章 親学の人脈
第5章 「江戸しぐさ」「親学」を貫く陰謀論
第6章 オカルト・ナショナリズムの系譜と教育現場
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