国際貿易法入門 ─WTOとFTAの共存へ

関根 豪政

WTOが弱体化し自由貿易協定(FTA)が増える現状を踏まえ、TPPや日EU・EPAなどのFTAを解説。貿易新時代を展望する。

国際貿易法入門 ─WTOとFTAの共存へ
  • シリーズ:ちくま新書
  • 946円(税込)
  • Cコード:0232
  • 整理番号:1585
  • 刊行日: 2021/07/06
    ※発売日は地域・書店によって
    前後する場合があります
  • 判型:新書判
  • ページ数:272
  • ISBN:978-4-480-07414-0
  • JANコード:9784480074140
関根 豪政
関根 豪政

セキネ タケマサ

1981年生まれ。慶應義塾大学大学院法学研究科博士課程修了。博士(法学、慶應義塾大学)。日本学術振興会特別研究員(PD)を経て現在、名古屋商科大学経済学部教授。著書に『国際貿易紛争処理の法的課題』(共編著、信山社)、『体験する法学』(共編著、ミネルヴァ書房)などがある。

この本の内容

戦後すぐの「関税と貿易に関する一般協定(GATT)」で国際貿易法は確立し、世界貿易機関(WTO)が一九九五年に発足したが、近年ではWTOは弱体化し、自由貿易協定(FTA)が増加している。そのことを踏まえて、日本が関与している主だったFTAとして、TPPや日EU・EPA、RCEP、日米貿易協定を詳しく解説。最後にWTOとFTAが共存する新時代の国際貿易体制を提示し、日本を取り巻く国際環境の変化を見すえつつ解説する。ビジネスにも役立つ国際貿易法入門。

この本の目次

第1章 WTOとルール・メイキングの停滞(WTOの意義と貢献
WTOの主な規律 ほか)
第2章 WTO紛争処理制度とその危機(WTOの紛争処理制度とはなにか?
パネル手続 ほか)
第3章 FTAの隆盛(FTAとは何か?
FTAの存在意義の増加 ほか)
第4章 日本のFTA政策と日本が参加する協定(日本のFTA政策
TPP/CPTPP ほか)
終章 WTO・FTA共存の時代(WTOとFTAの相互補完関係
FTAに付託された紛争例 ほか)

この本への感想投稿

本書をお読みになったご意見・ご感想などをお寄せください。
投稿されたお客様の声は、弊社HP、また新聞・雑誌広告などに掲載させていただくことがございます。
は必須項目です。おそれいりますが、必ずご記入をお願いいたします。

(ここから質問、要望などをお送りいただいても、お返事することができません。あしからず、ご了承ください。お問い合わせは、こちらへ)







 歳

 公開可   公開不可