創造性はどこからやってくるか ─天然表現の世界
考えてもみなかったアイデアを思いつく。急に何かが降りてくる―。そのとき人間の中で何が起こっているのか。まだ見ぬ世界の〈外部〉を召喚するためのレッスン。
何も閃かない、ネタ切れ、考えが浮かばない、アタマが硬い、センスに自信がない…。悩んでいてもいいアイデアは湧いてこない。それはふいに降りてくるものだ。従来の科学モデルでは説明できない想定外で不気味なものを思いつき、作り出そうとする、計算不可能な人間の創造力。それはどこからやってくるのだろうか。生命科学、哲学、文学から芸術理論までを自在に横断し、著者みずからも制作を実践することでみえてきた、想像もつかない世界の“外部”を召喚するための方法。
第1章 「天然表現」から始める
第2章 外部へ出るために
第3章 作品における穴
第4章 脱色された日常
第5章 虫でも人でもない痕跡
第6章 完全な不完全体
第7章 痕跡候補資格者
第8章 創造性はどこからやってくるか
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