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ちくま新書

羽柴秀長と豊臣政権

——秀吉を支えた弟の生涯

豊臣兄弟の本当の関係は?

天下人の腹心として、百万石の大名として、そして豊臣秀吉の実弟として、空前絶後の天下取りに伴走したナンバー2、羽柴秀長の実像。豊臣兄弟の本当の関係とは?

定価

1,012

(10%税込)
ISBN

978-4-480-07703-5

Cコード

0221

整理番号

1876

2025/09/09

判型

新書判

ページ数

240

解説

内容紹介

豊臣兄弟の本当の関係は?
天下人の腹心として、百万石の大名として、そして、秀吉の実弟として
空前絶後の天下取りに伴走したナンバー2の実像

豊臣秀吉の実弟は温厚柔和な人物で、兄の天下統一に力を発揮した。兄の欠点を補ったこの弟が長生きしたなら豊臣政権は長く続いただろう……。羽柴秀長は、そんな印象で語られることが少なくない。だが「偉大なナンバー2」というイメージは作られたもので、一種の虚像である。本書は信頼できる研究や史料に基づいて、秀長が、秀吉の天下統一に果たした役割、豊臣政権内での仕事、大名としての領地支配の実態という三つの視点からその生涯をたどり、人物像に迫る。

目次

第一章 秀長の誕生と家族
第二章 中国計略への出陣
第三章 秀吉に従い転戦
第四章 豊臣政権下における秀長
第五章 四国征伐と大和支配
第六章 九州征伐と秀長の最期

著作者プロフィール

渡邊大門

( わたなべ・だいもん )

渡邊 大門(わたなべ・だいもん):1967年神奈川県横浜市生まれ。関西学院大文学部史学科日本史学専攻卒業。佛教大学大学院文学研究科博士後期課程修了。博士(文学)。著書には、『明智光秀と本能寺の変』『嘉吉の乱』『流罪の日本史』(以上、ちくま新書)、近著に『戦国大名の家中抗争』(星海社新書)、『播磨・但馬・丹波・摂津・淡路の戦国史』(法律文化社)、『戦国大名は経歴詐称する』『豊臣五奉行と家康 関ヶ原合戦をめぐる権力闘争』(柏書房)、『誤解だらけの徳川家康』(幻冬舎新書)、『大坂の陣全史』(草思社)、『天下人の攻城戦』(朝日新書)など多数。

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