近代経済学の誕生 ─マーシャルからケインズへ

根井 雅弘

社会科学としての近代経済学の形成過程を、マーシャルを中心にジェボンズ、シュムペーター、ケインズなどとの比較により描く。

近代経済学の誕生 ─マーシャルからケインズへ
  • シリーズ:ちくま学芸文庫
  • 1,014円(税込)
  • Cコード:0133
  • 整理番号:ネ-1-1
  • 刊行日: 1994/09/07
    ※発売日は地域・書店によって
    前後する場合があります
  • 判型:文庫判
  • ページ数:272
  • ISBN:4-480-08154-2
  • JANコード:9784480081544
根井 雅弘
根井 雅弘

ネイ マサヒロ

1962年宮崎県生まれ。早稲田大学政治経済学部卒業。京都大学大学院経済学研究科博士課程修了。現在、京都大学大学院経済学研究科教授。専攻は現代経済思想史。経済学の歴史を丁寧にひもとき、経済学者らが残していった思想や考え方を、多くの読者に伝えつつ、経済学のさらなる発展に努めている。著書に『経済学の歴史』(講談社学術文庫)、『経済学の教養』『ケインズとシュンペーター』(NTT出版)、『現代イギリス経済学の群像』(岩波書店)、『市場主義のたそがれ』『物語 現代経済学』(中公新書)、『経済学のことば』(講談社現代新書)、『入門 経済学の歴史』(ちくま新書)、『経済学はこう考える』『20世紀をつくった経済学』(ちくまプリマー新書)ほか多数。

この本の内容

古典学派やマルクス経済学に対する近代経済学の特色は、経済現象を他の社会現象と切り離して考察することによって、その科学性を保証しようとしたところにあった。近代経済学が社会科学として自らを形成する課程を、マーシャルを中心に、ジェボンズ、ワルラス、シュムペーター、そしてケインズの諸理論との比較検討によって描く。

この本の目次

第1部 古典派への反逆とその継承
第2部 社会主義への憧憬と反発
第3部 権威への反逆と執着

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