原典訳マハーバーラタ 5

上村 勝彦 翻訳

ドリタラーシトラらは、一族を全滅させる戦争を避けようとするが、ドゥルヨーダナは聞き入れない。パーンダヴァたちも戦闘の準備をはじめる。

原典訳マハーバーラタ 5
  • シリーズ:ちくま学芸文庫
  • 1,760円(税込)
  • Cコード:0198
  • 整理番号:マ-14-5
  • 刊行日: 2002/09/10
    ※発売日は地域・書店によって
    前後する場合があります
  • 判型:文庫判
  • ページ数:576
  • ISBN:4-480-08605-6
  • JANコード:9784480086051
上村 勝彦
上村 勝彦

カミムラ カツヒコ

1944年、東京浅草に生まれる。2003年、逝去。1967年、東京大学文学部卒業。1970年、同大学院人文科学研究科(印度哲学)修士課程修了。サンスクリット詩学専攻。元東京大学東洋文化研究所教授。主な著訳書に、『屍鬼二十五話』(平凡社東洋文庫)、『カウティリヤ実利論』(岩波文庫)、『インド神話』(ちくま学芸文庫)、『原典訳マハーバーラタ』(ちくま学芸文庫)、『始まりはインドから』(筑摩書房)、『インド古典演劇論における美的経験』(東京大学出版会)、『バガヴァッド・ギーター』(岩波文庫)、『インド古典詩論研究』(東京大学出版会)、『真理の言葉・法句経』(中央公論新社)など。

この本の内容

パーンダヴァ兄弟はクル族に対し、王国の半分を返還するように要求する。ドリタラーシトラは、一族を全滅させる戦争を避けようとするが、ドゥルヨーダナは聞き入れず、クリシュナたちの講和勧告をも拒否する。クリシュナはカルナが五王子の兄であることを明してパーンダヴァ側に味方せよと勧めるが、カルナは拒絶する。ドゥルヨーダナは、「戦争という祭祀を行なう」と武力行使を強調する。和平交渉が決裂した時、両軍とも戦闘の準備を整える。パーンダヴァ軍ではドリシタデュムナが、クル軍ではビーシュマが総司令官に任命される。女性であったシカンディンは、男性に変身して、ビーシュマへの復讐を誓う。

この本の目次

第5巻 努力の巻(ウディヨーガ・パルヴァン)(努力(第一章‐第二十一章)
サンジャヤの使節(第二十二章‐第三十二章)
ドリタラーシトラの不眠(第三十三章‐第四十一章)
サナツジャータ(第四十二章‐第四十五章)
進軍か和平か(第四十六章‐第六十七章、第六十八、六十九章略)
クリシュナの使節(第七十章‐第百三十七章)
カルナとの密談(第百三十八章‐第百四十八章)
進軍(第百四十九章‐第百五十二章)
ビーシュマの任命(第百五十三章‐第百五十六章)
ウルーカの使節(第百五十七章‐第百六十章)
戦士と超戦士の列挙(第百六十一章‐第百六十九章)
アンバーの物語(第百七十章‐第百九十七章))

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