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定価

1,320

(10%税込)
ISBN

978-4-480-08686-0

Cコード

0195

整理番号

-19-1

2002/05/08

判型

文庫判

ページ数

336

解説

内容紹介

日本が国を挙げて近代化への道をひた走っていた明治10~20年代、底辺ルポルタージュが産声をあげた。性急な近代化の矛盾とひずみが凝集した底辺社会に、はじめて目を向けたのがルポルタージュだったのである。底辺社会とは何だったのか。そこに向けられた視線はどのようなものだったのか。二葉亭四迷・田岡嶺雲・横山源之助・松原岩五郎から樋口一葉・木下尚江等にいたる底辺ルポルタージュ文学の発生と展開を総括し、「近代」の内実を考えるうえで見のがすことのできない問題を提起する。大正・昭和・現代編を増補。

目次

第1章 明治底辺ルポルタージュ概観―地方・都市・労働ルポルタージュ(地方下層社会ルポルタージュ
都市下層社会ルポルタージュ
労働(鉱山・工場)ルポルタージュ)
第2章 底辺ルポルタージュ文学の発生と展開(底辺ルポの淵源と二葉亭四迷
底辺ルポルタージュと日清戦後文学
底辺ルポ作家と明治文学
明治後期底辺ルポルタージュ)
第3章 横山源之助(横山源之助と文学
周辺の文学者)
付 大正・昭和前期・現代の作品管見

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