現代人のための哲学

渡邊 二郎

哲学とは諸説の紹介ではなく、現代を生きながら身近な問題と向き合い、人間的生き方を模索することなのだ。自分の頭で考える本来の哲学入門。

現代人のための哲学
  • シリーズ:ちくま学芸文庫
  • 1,320円(税込)
  • Cコード:0110
  • 整理番号:ワ-3-5
  • 刊行日: 2005/09/07
    ※発売日は地域・書店によって
    前後する場合があります
  • 判型:文庫判
  • ページ数:352
  • ISBN:4-480-08932-2
  • JANコード:9784480089328
渡邊 二郎
渡邊 二郎

ワタナベ ジロウ

昭和6-平成20年。東京大学文学部哲学科卒業。同大学文学博士。東京大学文学部教授、放送大学教授等を歴任。実存主義、解釈学、フッサール、ハイデッガー等について著書多数。訳書にフッサール『イデーン1-1・2』、『イデーン3』、ハイデッガー『存在と時間』(共訳)等がある。『渡邊二郎著作集』全12巻(筑摩書房)が刊行されている。

この本の内容

哲学的に思考するとは、西洋諸思想の紹介や研究の謂いではない。現代を生きる私たちが、身近な現実の諸問題と向き合って、そこから、いかに人間的な生き方の筋道を立てていったらいいのかを、基本から考え直すことではないか。日常の生活実感や関心から出発しながら、人生観や世界観上の問題を探究すること、私たちの存在経験を凝縮させ精練していくことで、新たな哲学的な視野や見方は提起されてきた。哲学的で根源的な思考が、いま開始する。

この本の目次

現代とはどういう時代か
科学とは何か
技術の光と影
自然の生命の大切さ
脳と心
人間の内面性
生きる根拠
悪の問題
行為の規範
人生の苦悩について
情念の問題
死について
歴史のゆくえ
祈りと希望
神はあるか

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