益田勝実の仕事 1 説話文学と絵巻

益田 勝実

第60回毎日出版文化賞受賞

〈説話の益田〉の名を確立した『説話文学と絵巻』(一九六〇年)などの説話文学論、民俗学を見据える諸論を収録。毎日出版文化賞受賞。解題 鈴木日出男

益田勝実の仕事 1 説話文学と絵巻
  • シリーズ:ちくま学芸文庫
  • 1,650円(税込)
  • Cコード:0139
  • 整理番号:マ-2-2
  • 刊行日: 2006/05/10
    ※発売日は地域・書店によって
    前後する場合があります
  • 判型:文庫判
  • ページ数:592
  • ISBN:4-480-08971-3
  • JANコード:9784480089717

この本の内容

説話文学は、人間および人間性の問題を、複雑な構造においてつかもうとする文学である。―研究史を画した『説話文学と絵巻』(1960年)を中心に、「中世的諷刺家のおもかげ」「内陣の信仰と陣外の信仰」「大力女譚の源流」などから編む説話文学論。民俗学論では、柳田国男の学としての歴史観をとらえた「炭焼き翁と学童」、民俗学の形成史を論じた「民俗の思想」、「折口をふまえて柳田をどう見るか」などを収める。

この本の目次

1 説話文学と絵巻(説話の世界
説話文学の方法
絵巻との交渉)
2(京の七月
中世的諷刺家のおもかげ―『宇治拾遺物語』の作者
内陣の信仰と陣外の信仰―『梅沢本古本説話集』のこと
言談の風景―説話・記録・説話集
大力女譚の源流)
3(『炭焼日記』存疑
炭焼き翁と学童
民俗の思想
柳田国男の思想(抄)
こちら側の問題―『南方熊楠全集第二巻』解説
民話の思想―伝承的想像の超克
宮本常一論の瀬ぶみ
折口をふまえて柳田をどう見るか)

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