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ちくま学芸文庫

フーコー・コレクション 6 生政治・統治

西洋近代の政治機構を、領土・人口・治安など、権力論から再定義する。近年明らかにされてきたフーコー最晩年の問題群を読む。 【解説: 石田英敬 】

定価

1,760

(10%税込)
ISBN

978-4-480-08996-0

Cコード

0110

整理番号

-12-7

2006/10/10

判型

文庫判

ページ数

464

解説

内容紹介

8年をかけた遺作『性の歴史』全3巻の刊行に並行して、フーコー思想は最後の転回を遂げた。それは、“政治理性批判”というべきものであり、近年になってその全貌が明らかにされてきた。西洋近代の権力は、「人口」を対象として、どのように「治安」維持を図ってきたのか。コレクション第6巻「生政治・統治」は、ドゥルーズが「傑作」と絶賛した「汚辱に塗れた人々の生」や、海外講演「真理と裁判形態」「全体的なものと個的なもの」などを収録する。没後20年を経ていっそうアクチュアルな、フーコー思想が明らかになる。

目次

1 真理と裁判形態
2 “生物‐歴史学”と“生物‐政治学”
3 ドゥルーズ=ガタリ『アンチ・オイディプス』への序文
4 社会医学の誕生
5 汚辱に塗れた人々の生
6 「統治性」
7 十八世紀における健康政策
8 全体的なものと個的なもの―政治的理性批判に向けて
9 啓蒙とは何か
10 道徳の回帰
11 生命―経験と科学

著作者プロフィール

ミシェル・フーコー

( ふーこー,みしぇる )

ミシェル・フーコー(Michel Foucault):1926年フランス・ポワティエ生まれ。高等師範学校で哲学を専攻、ヨーロッパ各国の病院・研究所で精神医学を研究する。1970年よりコレージュ・ド・フランス教授。1984年没。著書に『精神疾患とパーソナリティ』、『狂気の歴史』、『臨床医学の誕生』、『言葉と物』、『知の考古学』、『監視と処罰』、『性の歴史』がある。

石田英敬

( いしだ・ひでたか)

1953年、千葉県に生まれる。東京大学大学院人文科学研究科博士課程退学、パリ第10大学大学院博士課程修了。現在、東京大学大学院情報学環長、総合文化研究科言語情報科学専攻教授。専攻、記号学・メディア論、言語態分析。特に19世紀以後のメディア・テクノロジーの発達と人間文明との関係を研究。編訳書に『ミシェル・フーコー思考集成(全10巻)』、『フーコー・コレクション(全6巻+ガイドブック)』(筑摩書房)、著書に『知のデジタル・シフト』(弘文堂、編著)『アルジャジーラとメディアの壁』(岩波書店、共著)『記号の知/メディアの知』(東京大学出版会)などがある。

松浦寿輝

( まつうら・ひさき)

松浦寿輝(まつうら・ひさき):1954年東京生まれ。詩人、小説家、批評家。東京大学名誉教授。詩集に『ウサギのダンス』(七月堂)、『冬の本』(青土社、高見順賞)、『afterward』(思潮社、鮎川信夫賞) 、『松浦寿輝全詩集』(中央公論新社)、ほか。小説に『花腐し』(講談社、芥川賞)、『半島』(文藝春秋、読売文学賞)、『名誉と恍惚』(新潮社) ほか。評論・エッセイに『口唇論』(青土社)、『映画n-1』(筑摩書房)、『平面論』(岩波書店、渋沢・クローデル賞)、『エッフェル塔試論』(筑摩書房、吉田秀和賞)、『折口信夫論』(太田出版、三島由紀夫賞)、『表象と倒錯』(筑摩書房)、『明治の表象空間』(新潮社、毎日芸術賞特別賞)ほか。訳書に『アルトー/デリダ デッサンと肖像』(みすず書房)ほか。

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