ペンローズの〈量子脳〉理論  ─心と意識の科学的基礎をもとめて

ロジャー・ペンローズ 著 , 竹内 薫 翻訳 , 茂木 健一郎 翻訳

心と意識の成り立ちを最終的に説明するのは、人工知能ではなく、〈量子脳〉理論だ! 天才物理学者ペンローズのスリリングな論争の現場。

ペンローズの〈量子脳〉理論  ─心と意識の科学的基礎をもとめて
  • シリーズ:ちくま学芸文庫
  • 1,540円(税込)
  • Cコード:0140
  • 整理番号:ヘ-8-1
  • 刊行日: 2006/09/06
    ※発売日は地域・書店によって
    前後する場合があります
  • 判型:文庫判
  • ページ数:464
  • ISBN:4-480-09006-1
  • JANコード:9784480090065
竹内 薫
竹内 薫

タケウチ カオル

1960年東京都生まれ。筑波大学附属高等学校卒業、東京大学教養学部教養学科卒業(科学史・科学哲学専攻)、東京大学理学部物理学科卒業、マギル大学大学院博士課程修了(高エネルギー物理学理論専攻)。サイエンス作家として、科学読み物、小説、エッセイ、翻訳など幅広く活躍。著書に『世界が変わる現代物理学』(ちくま新書)、『99.9%は仮説』(光文社新書)、『ブレイクスルーの科学者たち』(PHP新書)、『科学嫌いが日本を滅ぼす』(新潮社)など多数。(写真撮影=齋藤將記)

茂木 健一郎
茂木 健一郎

モギ ケンイチロウ

1962年生まれ。ソニーコンピュータサイエンス研究所シニアリサーチャー。東京工業大学大学院連携教授。東京大学理学部、法学部卒業後、同大学院理学系研究科物理学専攻課程修了。理学博士。理化学研究所、ケンブリッジ大学を経て現職。「クオリア」をキーワードとして、心と脳の関係を探究している。著書に『意識とはなにか』『「脳」整理法』(以上、ちくま新書)、『生きて死ぬ私』(ちくま文庫)、『クオリア入門』(ちくま学芸文庫)、『脳とクオリア』(日経サイエンス社)、『心を生みだす脳のシステム』(NHKブックス)、『ひらめき脳』(新潮新書)、『脳と仮想』(新潮文庫)など多数。(著者近影:坂本真典)

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この本の内容

「心を科学的にきちんと理解するためには、物理学の大革命がどうしても必要なのです」(序文より)。『皇帝の新しい心』『心の影』で一躍脚光を浴びたイギリスの数理物理学者ロジャー・ペンローズ。量子重力という数学的真理に「脳に宿る心の本質」を究めようとするその世界観を、インタビュー、論文に、科学作家(物理)の竹内薫と脳科学者の茂木健一郎が詳細な解説を加え、立体的に解明する。量子力学こそが意識の成り立ちを解明するものだと主張する“量子脳”理論―世界中を巻き込むスリリングな論争の現場がここに。

この本の目次

ツイスターとペンローズのプラトン的世界
ペンローズ・インタヴュー
ペンローズとの会遇
ペンローズ世界を理解するためのキーワード
意識は、マイクロチューブルにおける波動関数の収縮として起こる
ツイスター、心、脳―ペンローズ理論への招待
ペンローズ卿と一〇人のこびとたち

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