ニーチェ覚書
バタイユによるニーチェ箴言集
バタイユが独自の視点で編んだニーチェ箴言集。ニーチェを深く読み直す営みから生まれた本書には二人の思想が相響きあっている。詳細な訳者解説付き。
心の救いを天上に求めてカトリックに帰依した若きバタイユ。その信仰から離れる迷いのさなかの彼を、『善悪の彼岸』の哲学者は「血で綴った」箴言で揺さぶった。もっと広大で深い迷いの世界をゆけ、と。バタイユはニーチェとともに迷路のごとき世界を体験し、その「善悪の彼岸」の音信を日常の世界「此岸」に発信するようになる。「ニーチェの思想に帰結を与える」彼の数々の試みのはてに本書は生まれた。ニーチェとナチスを切断し、道徳的断罪を乗り越え、「なおかつ笑い得る」ことを求めて編まれたこの箴言集では、二人の思想が共鳴し、今なお新鮮な多くの問題を投げかける。詳細な訳者解説を付す。
1 本質的特徴
2 道徳(神の死と滅びゆく瞬間の価値)
3 政治
4 神秘的状態
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