レオナルド・ダ・ヴィンチ論

ポール・ヴァレリー 著 , 塚本 昌則 翻訳

天才の〈創造〉の謎に迫る
批評史上に輝く論考

レオナルドの創造の謎に魅せられて、その解明の試みに全精神を注ぐヴァレリー ――認識の極限にくり広げられるスリリングな〈精神の劇〉。新訳。

レオナルド・ダ・ヴィンチ論
  • シリーズ:ちくま学芸文庫
  • 1,430円(税込)
  • Cコード:0170
  • 整理番号:ウ-22-1
  • 刊行日: 2013/09/10
    ※発売日は地域・書店によって
    前後する場合があります
  • 判型:文庫判
  • ページ数:336
  • ISBN:978-4-480-09556-5
  • JANコード:9784480095565
ポール・ヴァレリー
ポール・ヴァレリー

ヴァレリー,ポール

1871年、南仏地中海沿岸のセットに生まれる。モンペリエ大学法学部に入学、ユイスマンス『さかしま』を読み、引用されたマラルメの詩に感動する。ピエール・ルイスやジッドと知り合い、91年にマラルメ宅を訪問。92年、伝説的な〈ジェノヴァの夜〉、94年、『カイエ』を書きはじめる。1917年、『若きパルク』を刊行、名声を得る。25年、アカデミー・フランセーズ会員に選出され、フランスの代表的知性と謳われた。45年、死去。

塚本 昌則
塚本 昌則

ツカモト マサノリ

東京大学教授。著書に『フランス文学講義』。訳書に『ヴァレリー集成』、『カリブ海偽典』、他多数。

この本の内容

レオナルドは、精神の地平を決定的に画する存在として、ヴァレリーの心から終生離れることのなかった芸術家だった。レオナルドのデッサンと文章に見られるダイナミックな精神運動に魅せられたヴァレリーは、そのメカニズムを解明するためにレオナルドの方法を再建すべく試みる。天才の“肖像”を描くことに全力を注ぐヴァレリーを待ちうけていたのは、科学と芸術をめぐる認識の極限にくり広げられるスリリングな“精神の劇”だった。ヴァレリーの思考と美学のすべてを映し出す三篇、およびVues収録の二篇を新訳で収める。

この本の目次

レオナルド・ダ・ヴィンチ方法序説
覚書と余談
レオナルドと哲学者たち
レオナルド・ダ・ヴィンチ
レオナルド・ダ・ヴィンチの手稿集

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