藤原定家全歌集 上
『小倉百人一首』の選者としても有名な藤原定家自作の和歌四千六百余首を収録。上巻には私家集『拾遺愚草』を収め、全歌に現代語訳と注を付す。
こまとめて袖うちはらふかげもなし佐野のわたりの雪の夕暮―。『新古今和歌集』『百人一首』の撰者でもあり、日本和歌史上に聳立する不世出の歌人・藤原定家の自作歌は、現在知られている限り約4260首にのぼる。上巻には『拾遺愚草』正篇の全歌2791首を収録、すべてに現代語訳を付す。中世文学研究の泰斗による校訂を行い、和歌に関心のある読者のみならず、学術的利用にも資するよう編纂された決定版。
拾遺愚草 上(初学百首
二見浦百首 ほか)
拾遺愚草 中(韻歌百廿八首和歌
仁和寺宮五十首 ほか)
拾遺愚草 下(春
夏 ほか)
雑(旅
述懐 ほか)
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