小出昭一郎
( こいで・しょういちろう )1927-2008年。東京生まれ。東京大学理学部卒業。東京大学教養学部教授、山梨大学学長、山梨県立短期大学学長等を歴任。専攻は分子物理学、固体物理学。著書に『物理学』(裳華房)、『量子力学』(裳華房)など、訳書ににメシア『量子力学』全3巻(共訳、東京図書)、ヤンマー『量子力学史』全2巻(東京図書)などがある。
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熱伝導の研究から、「任意の周期関数は三角関数の無限和で表される」ことを発見したジョゼフ・フーリエ(1768‐1830)。実際その級数展開の方法は、熱伝導のみならず、さまざまな物理現象をときあかすために欠かせないツールであることが明らかとなった。本書は熱・光・音の伝播という身近な現象から、線形応答理論や量子論におけるフーリエ変換の応用まで、具体例を多数紹介。丁寧な筆致で、読者を多様な物理の世界へといざなう。
第1章 フーリエ級数
第2章 フーリエ変換
第3章 フーリエ級数の応用
第4章 フーリエ変換の応用
第5章 光・X線とプラズマ
第6章 線形応答理論
第7章 確率過程
第8章 量子論への応用
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