資治通鑑

司馬 光 著 , 田中 謙二 編訳

全二九四巻にもおよぶ膨大な歴史書『資治通鑑』のなかから、侯景の乱、安禄山の乱など名シーンを精選。破滅と欲望の交錯するドラマを流麗な訳文で。

資治通鑑
  • シリーズ:ちくま学芸文庫
  • 1,760円(税込)
  • Cコード:0122
  • 整理番号:シ-40-1
  • 刊行日: 2019/02/07
    ※発売日は地域・書店によって
    前後する場合があります
  • 判型:文庫判
  • ページ数:624
  • ISBN:978-4-480-09905-1
  • JANコード:9784480099051
司馬 光
司馬 光

シバ コウ

1019年(天禧3)生まれ。1066年(治平3)に『通史』8巻を英宗に献上したことから、翌年神宗より『資治通鑑』の書名を賜り、歴代君臣の事績の編纂を委託される。王安石の新法に反対し洛陽へ転出するも『資治通鑑』の編纂に専念し、1084年(元豊7)に完成。1086年(元祐7)没。

田中 謙二
田中 謙二

タナカ ケンジ

1912−2002年。京都帝国大学卒業。京都大学人文科学研究所教授、同名誉教授。著書に『中国詩文選 楽府・散曲』(筑摩書房)、『ことばと文字』(汲古書院)など、訳書に『史記』(一海知義との共訳、朝日新聞社)などがある。

この本の内容

『資治通鑑』は11世紀なかば、北宋の皇帝英宗の詔により編纂された編年体の歴史書である。中国の戦国時代から北宋建国前年に至るまで1362年間にわたる歴代君臣の事績をまとめた本書は、「治を資(たす)く」という書名の示す通り統治者が参照すべき書として、『貞観政要』と並び政治家や学者の読むべきものとされた。294巻にのぼるこの膨大な『通鑑』のなかから、本文庫では後漢の「党錮の禁」、南北朝時代に勃発した「侯景の乱」、そして大唐帝国を揺るがした「安史(安禄山)の乱」を綴った巻を収録。権力者たちのたくらみが交錯するドラマが流麗な訳文で蘇る。

この本の目次

才と徳―人像鑑識のポイント
清流と濁流―後漢における知識人粛清のあらし
蒼天 空しく心を照らす―南朝天子と成りあがりもの
驚破す 霓裳羽衣の曲―ゆれうごく大唐帝国
『資治通鑑』を進むる表

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