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ちくま学芸文庫

増補 女性解放という思想

定価

1,320

(10%税込)
ISBN

978-4-480-51042-6

Cコード

0136

整理番号

-15-1

2021/05/10

判型

文庫判

ページ数

304

解説

内容紹介

「女性問題」を論じることはなぜかくも難しいのか。なぜ「女性解放」の思想確立はなされず、四分五裂してしまうのか。本書は、「女性解放」へのひとつの答えを導くことではなく、その巨大さと困難性、それゆえに生じる論点の対立、矛盾、破綻などを浮き彫りにすることを意図した論考集である。Ⅰ部では1970年代になされたエコロジカル・フェミニズムやイヴァン・イリイチの思想への批判的乗り越えが目指されると同時に、被差別者からの告発を難しくする差別の言論構造を解き明かした「『差別の論理』とその批判」も収録。Ⅱ部では、「ウーマン・リブ運動」の思想的位置付けと再評価、Ⅲ部では、マスコミから女性会解放運動に投げかけられた「からかい」が、運動にどのような政治的効果をもたらしたのかを明かした「からかいの政治学」など、メディアにおける女性表象の問題を追求した。現代になお通底する、女性問題の困難さを明晰に論じた書。

目次

増補 その後の女性たち―一九八五‐二〇二〇年(バブル・バブル崩壊・格差拡大の時代へ
一九八五年から二〇二〇年まで、社会はどう変わったか?
「より選択が困難」な時代へ
「女性解放論の現在」
「『差別の論理』とその批判―『差異』は『差別』の根拠ではない」
「リブ運動の軌跡」「ウーマンリブとは何だったのか」
「からかいの政治学」
「『おしん』」「孤独な『舞台』―現代女性とインテリア」)
1(女性解放論の現在
「差別の論理」とその批判―「差異」は「差別」の根拠ではない)
2(リブ運動の軌跡
ウーマンリブとは何だったのか)
3(からかいの政治学
「おしん」
孤独な「舞台」―現代女性とインテリア)

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