交響する経済学 ─経済学はどう使うべきか
それぞれの分野ですぐれた処方箋を出した経済学者にスポットライトをあて、経済学をどう理解し、どう使えば社会がうまく回るのかを、指し示す。
世の中には名だたる経済学の古典がいくつもある。しかしケインズは、経済学者であるからには学術専門書ではなく、パンフレットのようなものを書くべきだと述べた。経済学者は日々変化する経済情勢をつかみ取り、それに対処し続けなければならないと考えたからだ。本書では経済政策の表舞台に立った当のケインズをはじめ、スラッファ、シューマッハー、ミュルダール、セン、ハロッド、都留重人らによって書かれた様々な問題への、今こそ注目すべき処方箋を紹介。あわせて無数に枝分かれした各経済学派の特徴と、その目指すところも解説する。経済学に興味のあるすべての人へ。学芸文庫オリジナル。
第1章 経済学者たちの処方箋(幸福と経済学―ケインズとシェイクスピアとスミス
労働からの解放―ケインズとラッセルとゴルツ ほか)
第2章 戦後経済学のマトリックス(混合経済と経済成長下の経済学
経済成長の転換と反ケインズ経済学 ほか)
第3章 経済学における中心と周縁(異端・反主流・周縁
周縁からの批判的メッセージ ほか)
第4章 ライフスタイルと経済(イギリスの地で考える
歳時記の中の経済)
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