科学的探究の喜び
何を知り、いかに答えを出し、どう伝えるか。そのプロセスとノウハウを経験豊かな化学者ならではの具体例を交えて伝授する。文庫オリジナル。
私たちの周りにあるたくさんの不思議。先入観なく幼児がつぶやく質問、大人の持つ疑問。「何を知りたいか」、「いかにして答えを出すか」。どんな仕事も、ここから探究の喜びが始まる。科学者は自然界にある難問を明らかにしようと、疑う自由から生まれる想像力を武器に探究し、結果は「論文やレポート」によって知識となり、技術として社会に貢献する。生物のエネルギー産生・消費のメカニズムに、先駆的・独創的研究をしてきた生化学者が、自身の経験と知識をもとに問いの発見から解決、発表までのプロセスをつぶさに語る。文庫オリジナル。
第1章 幼児から科学者まで(素朴な疑問
科学という言葉と概念 ほか)
第2章 探究する毎日(研究との出会い
コーネルから研究室を主宰するまで ほか)
第3章 研究を読む(論文に出会う
DNAの構造を知る ほか)
第4章 探究に必要なコミュニケーション(情報の交換
生活や職場に入ってきたインターネット ほか)
第5章 論文・レポートを書く人へ(英語で執筆
ストーリーを導入する ほか)
第6章 研究を語る(さまざまな機会に研究を話す
翻訳ソフトは助けになるか ほか)
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