「みんな違ってみんないい」のか? ─相対主義と普遍主義の問題
他人との関係を切り捨てるのでもなく、自分と異なる考えを否定するのでもなく――「正しさ」とは何か、それはどのようにして作られていくものかを考える。
「正しさは人それぞれ」といって他人との関係を切り捨てるのでもなく、「真実は一つ」といって自分と異なる考えを否定するのでもなく―考え方の異なる者同士がともに生きていくために、「正しさ」とは何か、それはどのようにして作られていくものかを、さまざまな学問のこれまでの議論を概観したうえで考える。
第1章 「人それぞれ」論はどこからきたのか(普遍性を偏重する西洋文明
相対主義的な考え方の始まり ほか)
第2章 「人それぞれ」というほど人は違っていない(言語相対主義
基本の色彩語 ほか)
第3章 「道徳的な正しさ」を人それぞれで勝手に決めてはならない(人類普遍だからといって「そうするのが正しい」ということにはならない
「道徳的な正しさ」についての私の考え方 ほか)
第4章 「正しい事実」を人それぞれで勝手に決めてはならない(「事実は人それぞれ」と主張する人たち
ものの見え方は人それぞれでない ほか)
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