鬼と日本人の歴史

小山 聡子

絵本などでいまでも親しまれている「鬼」。古代では畏怖の対象だったが、次第に都合が悪いものを表す存在となった。その歴史から日本人の心の有様を読みとく。

鬼と日本人の歴史
  • シリーズ:ちくまプリマー新書
  • 902円(税込)
  • Cコード:0295
  • 整理番号:422
  • 刊行日: 2023/03/07
    ※発売日は地域・書店によって
    前後する場合があります
  • 判型:新書判
  • ページ数:208
  • ISBN:978-4-480-68447-9
  • JANコード:9784480684479
小山 聡子
小山 聡子

コヤマ サトコ

小山 聡子(こやま・さとこ):1976年生まれ。98年筑波大学第二学群日本語・日本文化学類卒業。2003年同大学大学院博士課程歴史・人類学研究科修了。博士(学術)。現在、二松学舎大学文学部教授。専門は日本宗教史。著書に『親鸞の信仰と呪術――病気治療と臨終行儀』(吉川弘文館)、『浄土真宗とは何か――親鸞の教えとその系譜』『もののけの日本史――死霊、幽霊、妖怪の1000年』(中公新書)、『往生際の日本史――人はいかに死を迎えてきたのか』(春秋社)などがある。

この本の内容

絵本などで親しまれながら恐怖の対象でもある「鬼」。「鬼」は古代では畏怖の対象だったが、時が経つにつれ、都合の悪いものをたとえたような存在となっていった。その歴史をひもとけば、日本人の心の有様もみえてくる。

この本の目次

第1章 鬼の登場―古代(大陸からの到来
恐れられた忌夜行日
病気をもたらす鬼)
第2章 鬼ヶ島のはじまり―中世(鬼の対処法
鬼の棲み家
地図に描かれた鬼ヶ島)
第3章 退治される鬼―中世(豆まきのはじまり
女性と鬼
鬼退治の物語)
第4章 現実と想像の狭間で―近世・近代(妖怪化する鬼
大衆新聞の娯楽
侵略・差別・迫害)

この本への感想投稿

本書をお読みになったご意見・ご感想などをお寄せください。
投稿されたお客様の声は、弊社HP、また新聞・雑誌広告などに掲載させていただくことがございます。
は必須項目です。おそれいりますが、必ずご記入をお願いいたします。

(ここから質問、要望などをお送りいただいても、お返事することができません。あしからず、ご了承ください。お問い合わせは、こちらへ)







 歳

 公開可   公開不可