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ちくまプリマー新書

「いまどきの若者」の150年史

明治の書生から令和のZ世代まで。 「若者語り」をたどると、私たちの「いま」が見えてくる!

明治の書生から令和のZ世代まで――今日に至る「若者論」の系譜をたどり、成熟をめぐる日本の「現在」を浮かび上がらせる! 「日本の若者年表」を収録。

定価

1,056

(10%税込)
ISBN

978-4-480-68551-3

Cコード

0295

整理番号

519

2026/03/09

判型

新書判

ページ数

272

解説

【イラスト】oyumi

内容紹介

明治の書生から令和のZ世代まで。
「若者語り」をたどると、私たちの「いま」が見えてくる!

「いまどきの若者は〇〇である」
年長者からの視点と、若者自身からの主張が交錯し、時代の中で特徴づけられ、まとまると「世代」になる。
明治から今日までに至る「若者論」の系譜をたどり、成熟をめぐる日本の「現在」を浮かび上がらせる。
「日本の若者年表」を収録。

「かように「若者」をめぐる状況は複雑怪奇……と言えるでしょう。しかし、いま「大人」、もしくは「高齢者」になっている人たちもかつては「若者」だったのは変えられない事実です。そして、いま若者である人たちも、いずれ大人になっていくのです。ここで一回、かつての歴史をどんどん遡り、そもそも「若者」という概念が形成されてから現代までの「若者」の「語られ方」の歴史を編んでみようと思います。細かく見ていくと、思わぬところで今と一致していたり、まったく変化していたりといった側面が発見できるかもしれません。」

イラスト/oyumi

目次

第一章 「青年」の誕生 1853‐1945
「若者」はいつ誕生したのか/国や世の中のために働く/徳富蘇峰が打ち出した「青年」/「煩悶青年」と個人主義/クネクネ文系男子のルーツ/エリート青年たちと教養主義/「大正青年」の分類がベストセラーに/実存の不安が政治への関心に結びつく/カッコいい女性像を投影される「モダン・ガール」/トレンディ感覚の始祖/戦争に向かう若者たちの「死にがい」

第二章 理解できない存在としての「若者」 1946‐1972
戦後の「世代」を整理してみる/世代論はバカにされがち/わからない存在として若者が語られる/「アプレ」の不穏な若者たち/55年体制と「明るい」若者の登場/「大人らしさ」を持たぬまま年齢を重ねていく/「団塊の世代」を捉え直す/「普通の人」たちの青年像/家庭環境の変化と深まる悩み/「変革を果たせなかった」世代なのか?/理屈より感性/次の時代を予感させる「アワのような存在」/闘う高校生が抱えた「矛盾」/「フーテン」と「ヒッピー」

第三章 政治との距離と消費社会 1973‐1989
いまの「昭和」イメージをかたちづくる「しらけ世代」/はざまの1970年代/「モラトリアムなし人間」の怨念/保守回帰と並行する「暴走族」の反抗/カプセル化する人間/感性の革命としての「新人類」と「おたく」/社会問題から「気分よく」距離を取る/若者たちの神々/マーケティングとしての「分類」/からかいとしてのラベリング/校内暴力と管理教育への反抗

第四章 「本当の自分」を探して 1990‐1999
80年代の否定から始まった/昭和へのノスタルジー/「団塊ジュニア」とは何か/宗教ブームと自分探し/「まじめ」と「ふまじめ」という二つの極/宮台真司の登場/書き文字から見る若者の変化/「終わりなき日常」と「まったり革命」/カッコいいことはなんてカッコ悪いんだろう/平坦な戦場/名付けられなかった世代/子どもの目で見た昭和末期と平成初期/バタフライナイフと「心の闇」/期待に応えてしまう若者/インターネットがやってきた/反抗に対する反抗/少年犯罪論ブームの終焉

第五章 そしてみんな「若者」になった 2001‐2025
長すぎる就職氷河期/「ロスジェネ」と生きづらさ/欲しがらない「ゆとり」「さとり」/個人化のゆくえ/「今の生活が幸せだ」と答えるしかない/Z世代はなぜ「チル」を求め「ミー」を発信するのか/「日本のZ世代は政治的ではない」か/「大人になれ」という言説/成熟の困難と「本質」への回帰/「老害」の誕生/全員が若者であり、同時に全員が大人である

あとがき
日本の若者年表

著作者プロフィール

パンス

( ぱんす )

パンス:ライター・批評家・年表制作者。テキストユニット「TVOD」の片割れ。サブカルチャーや政治経済、社会風俗をまたぎ、1968年から2020年までに生起した膨大な量の出来事をまとめた『年表・サブカルチャーと社会の50年 1968-2020〈完全版〉』を発表。TVODとしての著書に『ポスト・サブカル焼け跡派』(百万年書房)、『政治家失言クロニクル』(ele-king books)、共著に『アジア都市音楽ディスクガイド』(DU BOOKS)がある。

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