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内容紹介
法隆寺や伊勢神宮などの日本の木造文化は、豊かな森に支えられてきた。木曽ヒノキが辿った歴史を振り返りながら、三百年後の森を守ることの意味を問いかける。
目次
森の国―日本文化の根本は木造
法隆寺が危ない―大修理に備えるヒノキの材がない?
裏木曽古事の森―苗を植え、未来に命吹き込む
木曽五木―盗伐すれば容赦なく処刑
木曽ヒノキ備林―立ち入り禁止から国民の森に
合体木の歴史―母と子の魂宿るように
出の小路の大ヒノキ―斧を入れると神の祟り
探し出された二代目―木全体に漂う気品
天然更新の条件―大量伐採で明るい森に
家康の眼力―建設の時代を担うのは木材
江戸の建設事情―日本史上になかった大開発
請負制の材木市場―資金力ある豪商が支配
尾張藩の山守屋敷―ヒノキ保護のトリデ
残された山守文書―三万点の克明な記録
幕吏 川路聖謨―ヒノキ提供に反発の尾張藩へ
江戸城西の丸焼失―急がれた再建用材確保
聖謨の見分―山が荒れ、少なかった良材
尾張藩の財政危機―割当金以上にヒノキ材代納
明治へ―版籍奉還ですべて官林に
木材輸送の専門家たち―危険ともなう熟練作業
一日千乗の筏流し―木曽川の冬の風物詩
木曽材の隆盛―変遷する木材輸送
御嶽山信仰―覚明が大衆に拓いた道
御嶽山登頂記―急勾配が続く修行道場
伊勢神宮の式年遷宮―木曽谷に集中する用材確保
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