音楽を「考える」
音楽の「美しさ」というミステリー
私たちはなぜ音楽を「聴く」のか? オーケストラが奏でる美しきメロディは「いかに生きるか」を問いながら鳴り響く。脳科学者と作曲家が語り尽くす豊饒な世界。
私たちはなぜ音楽を「聴く」のか?オーケストラが奏でる圧倒的な美しさの背景には「生きる」という通奏低音が響いていた。脳科学者と作曲家が出会い、語り尽くす。
第1楽章 音楽を「聴く」(世界には掛け値なしの芸術作品が存在している
モーツァルトが抱えていた「闇」は創造の本質を物語る ほか)
第2楽章 音楽を「知る」(西洋音楽を考える基本要素―楽譜中心主義
日本人としてのオリジナリティ ほか)
第3楽章 音楽に「出会う」(芸術とポピュリズムの狭間で
現代音楽入門―無調・12音技法はなぜ生まれたか? ほか)
第4楽章 音楽を「考える」(クラシックは日本に浸透するか?「一%」の高い壁
「お子様向けクラシック」を排除しよう! ほか)
2008.9.03 古田由美子
これからの日常で音に出会い、聴き、知り、考えるとき、きっとこの本のいくつかのフレーズを思い出すと思います。
とても面白く楽しく読ませていただきました。
2008.2.27 S
21世紀の「クリエイティブ・クラス」へ
著名な脳科学者と、独学の作曲家とのこの対談は、「創造すること」についての示唆に富んでいる。
まずはこれを読んで、「圧倒的知の卓越」の時代の到来に備えよう。
2007.8.02 さぼさし
「音楽の秘密」
音楽というのもただ愉しむだけではなくて、耳を澄ませるということによって自身のかかえ込む闇に迫ることができる。音を秩序化すれば内面への道が開ける。でも、だからといって音楽が愉しみであることをやめるわけではない。そういった堂々巡りが茂木さんと江村さんとの対話のなかで、自在に繰り広げられる。つまりは音楽を通じて話せないことはないということ。
2007.7.26 あんとん
茂木健一郎さんの著作をまとめて読もうと思い、図書館にあったので読みました。
音楽を基点に、いろいろな方面に話が飛び、知的好奇心をおおいに満足させされました。
私のような中年にも、十分役に立ちました。
2007.6.25 ゆうちゃん
一生懸命生きないと、もったいない
すごい感動を覚えました。
音楽にととまらず、
物事に対する姿勢も正し
そして最後の茂木氏の言葉
「一生懸命生きないと
もったいないよ~」
全く同感。
今からの時間を
しっかり生きようと思います。
ありがとうございます。
2007.6.25 tom
うろこ
まだ読み終えていないのですが…とてもおもしろいので投稿させて頂きます。
私は音楽大学出身で、それなりに一生懸命勉強してきたつもりだったのですが、この本を読んでいて、まだまだ奥深いものをたくさん知りたいな~と思いました。本当に違う観点から音楽を検証する…とでもいうのでしょうか、すばらしいお二方の対談録ですね。
2007.5.21 ほうむがーる
もう一歩ふみこんでほしい
友人にすすめられて読みました。私自身、クラシックを演奏する者として、共感する部分と、これだけの日本のトップクラスの知的な2人なら、もっと先へ話をすすめてほしかった、というもの足りなさ、も正直残りました。特に、後半、「いいものを知る」ことは大切ですが、例えば知っている量と表現する質は(音楽に限らず仕事でも何でも、その人の表現活動全般)比例しないことについてなど、聞いてみたかったです。(オタク的に知っている人が、みな、表現者としても上質か、といえば、そうではないので。)知ること以上に大切なことがあるような気がするのですが…。
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