君は永遠にそいつらより若い

津村 記久子

就職が決まったばかり、22歳処女。いや、「女の童貞」と呼んでほしい――。だらだらとした日常の底に潜む、うっすらとした悪意。「現代」を捉えた第21回太宰治賞受賞作。

君は永遠にそいつらより若い
  • シリーズ:単行本
  • 1,540円(税込)
  • Cコード:0093
  • 整理番号:
  • 刊行日: 2005/11/08
    ※発売日は地域・書店によって
    前後する場合があります
  • 判型:四六判
  • ページ数:224
  • ISBN:4-480-80394-7
  • JANコード:9784480803948
津村 記久子
津村 記久子

ツムラ キクコ

1978年大阪市生まれ。2005年「マンイーター」(のちに『君は永遠にそいつらより若い』に改題)で太宰治賞を受賞してデビュー。2008年『ミュージック・ブレス・ユー!!』で野間文芸新人賞、2009年「ポトスライムの舟」で芥川賞、2011年『ワーカーズ・ダイジェスト』で織田作之助賞、2013年「給水塔と亀」で川端康成文学賞、2016年『この世にたやすい仕事はない』で芸術選奨新人賞、2017年『浮遊霊ブラジル』で紫式部文学賞、2019年『ディス・イズ・ザ・デイ』でサッカー本大賞、2020年「給水塔と亀(The Water Tower and the Turtle)」(ポリー・バートン訳)でPEN/ロバート・J・ダウ新人作家短編小説賞を受賞。ほかに『サキの忘れ物』『つまらない住宅地のすべての家』『現代生活独習ノート』など多数。

この本の内容

身長175センチ、22歳、処女。いや、「女の童貞」と呼んでほしい―就職が決まった大学四年生のだるい日常の底に潜む、うっすらとした、だが、すぐそこにある悪意。そしてかすかな希望…?第21回太宰治賞受賞作。

読者の感想

2009.1.21  

友達に聞いた話という感じがして物語を他人事とは思えなかった。決して特異な話ではないと思う。
かと言って平凡でありふれているというわけではなくて、さわやかではないけれど大切にしまっておきたいスレスレ(ギリギリ)な青春の思い出、だと思いました。

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