ドン・キホーテの末裔

清水 義範 著

パロディ論を小説にすると――

パロディ論が小説になって！　グループホームにいる思い込み大作家二人にパロディ論をさせるという構想のもとへ、本物のセルバンテスが現れて――。

ドン・キホーテの末裔
  • シリーズ:単行本
  • 1,980円(税込)
  • Cコード:0093
  • 整理番号:
  • 刊行日: 2007/07/10
    ※発売日は地域・書店によって
    前後する場合があります
  • 判型:四六判
  • ページ数:288
  • ISBN:978-4-480-80406-8
  • JANコード:9784480804068
清水 義範
清水 義範

シミズ ヨシノリ

1947年名古屋生まれ。愛知教育大学卒業。『蕎麦ときしめん』『永遠のジャック＆ベティ』などでパスティーシュの手法を用いて話題になる。1988年『国語入試問題必勝法』で吉川英治文学新人賞を受賞。その後もパスティーシュ作品を数多く発表。主著に『おもしろくても理科』『アキレスと亀』『飛びすぎる教室』『冬至祭』『ドン・キホーテの末裔』『早わかり世界の文学』『行儀よくしろ。』など多数。

著者からのメッセージ

ドン・キホーテ状況になっている小説［全文を読む]

この本の内容

パロディ論を小説にすると―。作者は、「私」という作家を設定して、「ミゲル」という小説を書かせる。そしてその「ミゲル」という小説には、麻生喜八という作家が出てきて、セルバンテスになりきって『ドン・キホーテ』の第三部を書き始める。

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