アレグリアとは仕事はできない

津村 記久子

コピー機が憎い!!

コピー機が憎い! どうしてこんなに使えない機械を入れたんだ!? OLの日常のいらだちは思いもがけない方向に発展し……。書き下し「地下鉄の叙事詩」も収録。

アレグリアとは仕事はできない
  • シリーズ:単行本
  • 1,540円(税込)
  • Cコード:0093
  • 整理番号:
  • 刊行日: 2008/12/09
    ※発売日は地域・書店によって
    前後する場合があります
  • 判型:四六判
  • ページ数:192
  • ISBN:978-4-480-80417-4
  • JANコード:9784480804174
津村 記久子
津村 記久子

ツムラ キクコ

1978年大阪市生まれ。2005年「マンイーター」(のちに『君は永遠にそいつらより若い』に改題)で太宰治賞を受賞してデビュー。2008年『ミュージック・ブレス・ユー!!』で野間文芸新人賞、2009年「ポトスライムの舟」で芥川賞、2011年『ワーカーズ・ダイジェスト』で織田作之助賞、2013年「給水塔と亀」で川端康成文学賞、2016年『この世にたやすい仕事はない』で芸術選奨新人賞、2017年『浮遊霊ブラジル』で紫式部文学賞、2019年『ディス・イズ・ザ・デイ』でサッカー本大賞、2020年「給水塔と亀(The Water Tower and the Turtle)」(ポリー・バートン訳)でPEN/ロバート・J・ダウ新人作家短編小説賞を受賞。ほかに『サキの忘れ物』『つまらない住宅地のすべての家』『現代生活独習ノート』など多数。

この本の内容

「この会社に来て、もっとも低い立場からそのキャリアを始め、今もそこに留まっているミノベ」の、職場での孤独な戦いと人間模様を、独特のユーモアとパワーで描く意欲作。

この本の目次

アレグリアとは仕事はできない
地下鉄の叙事詩

読者の感想

2010.3.20 なみ

言語化することを拒まれているかのような日常の小さな小さな違和感や苛立ちを、このような形で表現しているのがすばらしい。
生徒に読ませたいので、いますぐの文庫化を望みます。

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