この春、とうに死んでるあなたを探して
理屈っぽく無愛想な矢口と天真爛漫なイケメン小日向。23年ぶりに再会した二人は恩師の不可解な死の真相を探り始める。読後、爽やかな感動をもたらすミステリ。
矢口弼は38歳、元税理士。離婚を経験して仕事にも疲れた矢口は、中学時代を過ごした南森町にひとりきりで戻る。新しい住まいは、かつての同級生・小日向の営む喫茶店「レインフォレスト」の上階。外見は変わっても中身は子どものままに騒々しい小日向に矢口は面食らいながらも、少しずつ雨森町になじんでいく。そんなふたりにもたらされる恩師の死をめぐる謎。先生の死は事故なのか?あるいは、生徒からのいじめを苦にした自殺?23年前の真実を求めて、矢口と小日向は元クラスメイトを訪ねるが―。失くしたものも、ふたりでなら見つけられる。喪失を抱えた者たちの人生を全力で肯定する物語。
2018.4.25 えだまめ
この春読みました‼ テンポがよくすらすら読めました。
死がテーマなので重いかなと思いましたがグッと引き込まれる話でした。
2018.4.10 marilyn
著作、とても心にきました。
読み始めて主要な登場人物が揃った頃に、先生の死の謎……
もうぐんぐん引き込まれて、寝る前に少し……と途中までのはずが徹夜してしまいました(;・∀・)
傍にある「死」と「愛」について。
それぞれの存在。それぞれにとっての大切な人達。
色んなものを抱えながら、再会して中学生に一瞬にして戻ってしまう面々が羨ましかったです。
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