歴史と真実 ─いま日本の歴史を考える

若桑 みどり 著 , 中村 政則

日本人の歴史認識に何が起きているのか。近現代歴史教育見直しを求める「自由主義史観」の運動に反論する歴史家と言論人が、現在の混沌を分析し未来への道を探る。

歴史と真実 ─いま日本の歴史を考える
  • シリーズ:単行本
  • 1,870円(税込)
  • Cコード:0021
  • 整理番号:
  • 刊行日: 1997/11/13
    ※発売日は地域・書店によって
    前後する場合があります
  • 判型:四六判
  • ページ数:256
  • ISBN:4-480-85755-9
  • JANコード:9784480857552
若桑 みどり
若桑 みどり

ワカクワ ミドリ

1935-2007年。東京芸術大学美術学部芸術学専攻科卒業。1961-63年、イタリア政府給費留学生としてローマ大学に留学。専門は西洋美術史、表象文化論、ジェンダー文化論。千葉大学名誉教授。『全集 美術のなかの裸婦寓意と象徴の女性像』を中心とした業績でサントリー学芸賞、『薔薇のイコノロジー』で芸術選奨文部大臣賞、イタリア共和国カヴァリエレ賞、天正遣欧少年使節を描いた『クアトロ・ラガッツィ』で大佛次郎賞。著書に『戦争がつくる女性像』『イメージを読む』『絵画を読む』『象徴としての女性像』『お姫様とジェンダー』『聖母像の到来』など多数。

著者に関する情報

追悼・若桑みどり[全文を読む]

この本の内容

日本の近現代歴史教育の見直しを要求する「自由主義史観」の運動に反論する歴史家と言論人が、現在の混沌を分析し、未来への道を探る。歴史の真実とは何か。

この本の目次

歴史教科書問題とナショナリズム
歴史教科書をめぐる政治的言説とその特徴
「従軍慰安婦」問題で何が問われているか
皇民化政策―日本の近代がもつ最大の問題
近代日本における道義と国家
「中国」という畏怖―近現代日本の中国認識をめぐって
「南京大虐殺」をめぐって
従軍慰安婦問題・ジェンダー史の視点から―なぜ「標的」となったか
自画自賛論のゆくえ
リベラリズムの学校教育と教科書検定

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