音楽のつつましい願い

中沢 新一 著 , 山本 容子

音楽とはそもそも、エゴへの執着に対する解毒剤であり、つまり、つつましさへ向おうとする美徳を内在させた唯一の芸術なのだ――音楽への愛に満ちた11の物語集。

音楽のつつましい願い
  • シリーズ:単行本
  • 2,420円(税込)
  • Cコード:0073
  • 整理番号:
  • 刊行日: 1998/01/14
    ※発売日は地域・書店によって
    前後する場合があります
  • 判型:四六判
  • ページ数:180
  • ISBN:4-480-87285-X
  • JANコード:9784480872852
中沢 新一
中沢 新一

ナカザワ シンイチ

思想家、人類学者。1950年、山梨県生まれ。明治大学野性の科学研究所所長。著書に『古代から来た未来人 折口信夫』(ちくまプリマー新書)、『緑の資本論』(ちくま学芸文庫)、『チベットのモーツァルト』『森のバロック』(以上、講談社学術文庫)、『カイエ・ソバージュ』全5巻(講談社選書メチエ)、『アースダイバー』(講談社)、『日本の大転換』(集英社新書)など。

この本の内容

ささやかなリトルネッロ、つつましいインテルメッツォ、ほほえましい前奏曲。小鳥たちや植物、妖精や死者たちによってしずかに歌い出され消えていく音楽と、11の物語。

この本の目次

孔雀のような―コダーイ・ゾルターン
ぎこちなさ―エルネスト・ショーソン
人生のすべてではなく―アレクサンドル・ボロディン
私は五千歳―アラム・ハチャトゥリアン
自由な霊の音楽―山田耕筰
疲労しないもの―レオシュ・ヤナーチェク
ニーチェ的―フレデリック・ディーリアス
インテリアの秘密―ガブリエル・フォーレ
アステカの月―カルロス・チャベス
おとぎ話としての音楽―ミカロユス・チュルリョーニス
ねずみを取る男―フーゴー・ヴォルフ

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