境界の現象学 ─始原の海から流体の存在論へ
強く、間断なく、突き抜ける。
境界とは何を隔て、われわれに何を強いるのか。皮膚・家・国家──幾層もの境界を徹底的に問い直し、3・11後の世界の新しいつながり方を提示する、哲学の挑戦。
- シリーズ:
- 1,650円(税込)
- Cコード:0310
- 整理番号:
- 刊行日:
2014/07/14
※発売日は地域・書店によって
前後する場合があります - 判型:四六判
- ページ数:240
- ISBN:978-4-480-01602-7
- JANコード:9784480016027
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皮膚は自己と環境との境界である。家は公と私を隔て、国境は国を隔てる。これら境界は本当は一体何を隔て、われわれに何を強いているのか。境界を越えるという経験はいかなる意味をもちうるのか。境界を越えて、われわれはいかに他者と出会い、世界とつながることができるのか―。幾層もの境界を徹底的に問い直し、内/外を無効化する流動的でダイナミックな存在のあり方を提示する。身体・自己・世界の関係を考察してきた著者が、流体の存在論なる新境地に挑む。
始原の海のディオゲネス
第1部 変身(ファッションと産まれることの現象学
見つめられることの現象学
痛むこと、癒されること
食べられること、食べること)
第2部 海と空気(流体のオントロジー
都市とウィルダネス、天井も壁もない家
家のないこと
コスモポリタニズム
海洋惑星とレジリエンス)
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