フーコー入門

中山 元

絶対的な<真理>という<権力>の鎖を解きはなち、<別の仕方>で考えることの可能性を提起した哲学者、フーコー。一貫した思考の歩みを明快に描きだす新鮮な入門書。

フーコー入門
  • シリーズ:ちくま新書
  • 定価:本体800円+税
  • Cコード:0210
  • 整理番号:71
  • 刊行日: 1996/06/19
    ※発売日は地域・書店によって
    前後する場合があります
  • 判型:新書判
  • ページ数:240
  • ISBN:978-4-480-05671-9
  • JANコード:9784480056719
中山 元
中山 元

ナカヤマ ゲン

1949年生まれ。東京大学教養学部中退。思想家・翻訳家。『フーコー入門』『高校生のための評論文キーワード100』(以上、ちくま新書)、『賢者と羊飼い』(筑摩書房)、『フーコー思想の考古学』(新曜社)、『フーコー 生権力と統治性』(河出書房新社)などの著書のほか、多数の翻訳書がある。インターネットの哲学サイト『ポリロゴス』を主宰。

この本の内容

「真理」「ヒューマニズム」「セクシュアリティ」といった様々の知の「権力」の鎖を解きはなち、「別の仕方」で考えることの可能性を提起した哲学者、フーコー。われわれの思考を規定する諸思想の枠組みを掘り起こす「考古学」においても、われわれという主体の根拠と条件を問う「系譜学」においても、フーコーが一貫して追求したのは「思考のエチカ」であった。変容しつつ持続するその歩みを明快に描きだす、新鮮な人門書。

この本の目次

序 現在の診断
第1章 人間学の「罠」
第2章 狂気の逆説
第3章 知の考古学の方法
第4章 真理への意志
第5章 生を与える権力
第6章 近代国家と司牧者権力
第7章 実存の美学
第8章 真理のゲーム

読者の感想

2019.7.14 taka

本作は、フーコーの著作を時系列に並べ、思索の変遷をたどる『フーコーの知見ガイドブック』である。著者・中山氏は的確で私のような「観光客」に分かりやすく、かつ理解の届く言葉でフーコーの知をガイドしてくれる。
著者の視点は、フーコーの代理人としてでなく、私たちと同様の「理解する立場」に置かれている。しかし、一方で、中山氏の思索も披露されており、それが本書の濃密さを担保している。フーコーのような知の巨人の言葉は、難解で私たち凡人には、なかなか理解できない。だからこそ、本書のような間を繋ぐ存在は貴重である。できれば、若い頃に出会いたかった本である。だからこそ、若い人に読んで欲しい一冊だと思う。

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