高等学校の基礎解析

黒田 孝郎 編集 , 森 毅 編集 , 小島 順 編集 , 野崎 昭弘 編集 , 何森 仁 編集 , 江藤 邦彦 編集 , 小沢 健一 編集 , 小林 道正 編集 , 近藤 年示 編集 , 新海 寛 編集 , 時永 晃 編集 , 増島 高敬 編集 , 武藤 徹 編集 , 安野 光雅 版画

「微分・積分」基礎コース

わかってしまえば日常感覚に近いものながら、数学挫折のきっかけの微分積分。その基礎をていねいに紐解いた再入門のための検定教科書第2弾!

高等学校の基礎解析
  • シリーズ:ちくま学芸文庫
  • 1,870円(税込)
  • Cコード:0141
  • 整理番号:ノ-4-4
  • 刊行日: 2012/04/10
    ※発売日は地域・書店によって
    前後する場合があります
  • 判型:文庫判
  • ページ数:576
  • ISBN:978-4-480-09446-9
  • JANコード:9784480094469
森 毅
森 毅

モリ ツヨシ

1928年東京生まれ。東京大学数学科卒業。京都大学教養部教授を長く務める。著書に『まちがったっていいじゃないか』(ちくま文庫)、『数学の歴史』(講談社学術文庫)、『対談 数学大明神』(安野光雅氏と共著、ちくま学芸文庫)ほか多数。2010年7月逝去。

野崎 昭弘
野崎 昭弘

ノザキ アキヒロ

1936年神奈川県横浜市に生まれる。1959年東京大学理学部数学科を卒業。1961年東京大学大学院理学研究科修士課程を修了。その後、電電公社電気通信研究所に勤務後、東京大学、山梨大学、国際基督教大学、大妻女子大学で教鞭をとり、現在、大妻女子大学名誉教授。専門は情報科学。理学博士。『詭弁論理学』(中公新書)、『不完全性定理 数学的体系のあゆみ』〈10刷〉、『数学的センス』〈6刷〉(ともにちくま学芸文庫M&S)、他著書多数。

安野 光雅
安野 光雅

アンノ ミツマサ

安野 光雅(あんの・みつまさ):1926年島根県津和野生まれ。画家・絵本作家として、国際アンデルセン賞、ケイト・グリーナウェイ賞、紫綬褒章など多数受賞し、世界的に高い評価を得ている。主な著作に『ふしぎなえ』『ABCの本』『繪本平家物語』『繪本三國志』『片想い百人一首』などがある。2020年、逝去。

この本の内容

わかってしまえば日常感覚に近いものながら、わからなさゆえに暗記地獄に落ち込んでしまう高校数学の難所「微分積分」。この「基礎解析」はその入門基礎コースで、重要な概念が直観的につかめるような工夫が凝らされている。「曲線グラフも虫眼鏡で分け入ってみれば直線」の感覚で微分が導入され、面積を求めることから定積分が導入される。そして微分と積分の相互の密接な関係が明かされていく。指数関数や三角関数も、自然や社会に見られる増殖現象や回転の周期的変化の解析から導入。斬新な試みで注目を集めた文部省検定教科書と指導資料を合冊にした文庫の第2弾。

この本の目次

第1章 数列
第2章 微分
第3章 積分
第4章 指数関数・対数関数
第5章 三角関数
指導資料
資料

読者の感想

2012.10.02 昭和を愛するおじさん

前半の教科書は読み物あり、思わず身を乗り出してしまうような各項目の導入部等大変に親しみやすい内容となっている。
後半の指導資料は高校教師向けに執筆されているとは思えないほど懇切丁寧なものである。

一般的な指導資料は教科書の縮刷の余白にそのページの解説、解答が記載されているのが大半であるが、この指導資料は教科書の縮刷はなく、項目の配列沿った解説と問題集の解答書のような詳しい解答が記載されている。
この点がこの本を購入してよかったと思うところである。
価格も手頃、なによりも文庫本サイズが泣かせる。感謝

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