ソフィストとは誰か?

納富 信留

「哲学」誕生の謎に迫る!
解説 鷲田清一

ソフィストは本当に詭弁家にすぎないか? 哲学成立とともに忘却された彼らの本質を精緻な文献読解により喝破し、哲学の意味を問い直す。

ソフィストとは誰か?
  • シリーズ:ちくま学芸文庫
  • 定価:本体1,300円+税
  • Cコード:0110
  • 整理番号:ノ-7-1
  • 刊行日: 2015/02/09
    ※発売日は地域・書店によって
    前後する場合があります
  • 判型:文庫判
  • ページ数:384
  • ISBN:978-4-480-09659-3
  • JANコード:9784480096593
納富 信留
納富 信留

ノウトミ ノブル

1965年生まれ。東京大学文学部哲学科卒業。同大学院博士課程を経て、91‐96年、ケンブリッジ大学大学院古典学部に留学(Ph.D.を取得)。九州大学文学部助教授を経て、現在、慶應義塾大学文学部教授。2007‐10年まで、国際プラトン学会会長を務める。2007年、『ソフィストとは誰か?』によりサントリー学芸賞受賞。主な著書に『ソフィストと哲学者の間』(名古屋大学出版会)、『プラトン』(NHK出版)、『プラトン 理想国の現在』(慶應義塾大学出版会)など。訳書に、プラトン『ソクラテスの弁明』(光文社古典新訳文庫)がある。

この本の内容

古代ギリシアで、華々しい活躍をした一群の知識人「ソフィスト」。新たな思想と弁論の技術をもって市民を魅惑した彼らは、やがて詭弁を弄して人々を欺く偽の知者という汚名を着せられる―。ソフィストとは、いったい何者なのか。なぜ、彼らは哲学の歴史から忘却されたのか。本書は、プラトンとゴルギアスらソフィストとの対決の核心を読み抜くことで、真理の探究としての哲学がいかに可能となったかを問い求める試みである。哲学者とソフィストとが、互いに相手への対抗で存立するという表裏一体の構造を解き明かした、第29回サントリー学芸賞受賞作。

この本の目次

ソフィストへの挑戦
第1部 哲学問題としてのソフィスト(「ソフィスト」ソクラテス
誰がソフィストか
ソフィストと哲学者)
第2部 ソフィストからの挑戦(ソフィスト術の父ゴルギアス
力としての言論―ゴルギアス『ヘレネ頌』
弁論の技法―ゴルギアス『パラメデスの弁明』
哲学のパロディ―ゴルギアス『ないについて』
言葉の両義性―アルキダマス『ソフィストについて』)
ソフィストとは誰か

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