世界哲学のすすめ

納富 信留

世界哲学は西洋中心の哲学を根本から組み替え、より普遍的で多元的な哲学の営みを創出する運動である。本来の哲学を再生させ、開かれた知の世界へと読者を誘う。

世界哲学のすすめ
  • シリーズ:ちくま新書
  • 1,210円(税込)
  • Cコード:0210
  • 整理番号:1769
  • 刊行日: 2024/01/09
    ※発売日は地域・書店によって
    前後する場合があります
  • 判型:新書判
  • ページ数:352
  • ISBN:978-4-480-07604-5
  • JANコード:9784480076045
納富 信留
納富 信留

ノウトミ ノブル

納富 信留(のうとみ・のぶる):1965年生まれ。東京大学大学院教授。東京大学大学院人文科学研究科修士課程修了。ケンブリッジ大学大学院古典学部博士号取得。専門は西洋古代哲学。著書『ギリシア哲学史』(筑摩書房)、『ソフィストとは誰か?』『哲学の誕生――ソクラテスとは何者か』『新版 プラトン 理想国の現在』(以上、ちくま学芸文庫)、『プラトンとの哲学――対話篇をよむ』(岩波新書)、『世界哲学史』全8巻+別巻(共編著、ちくま新書)など。

この本の内容

世界哲学とは、西洋中心の「哲学」を根本から組み替え、より普遍的で多元的な哲学の営みを創出する運動である。それは、私たちの生活世界を対象とし、多様な文化や伝統や言語の基盤に立ちつつ、自然環境や生命や宇宙から人類を反省する哲学であり、世界に生きる私たちすべてに共有されるべき普遍性をもった、本来の哲学を再生させる試みでもある。『世界哲学史』(全九巻)の成果を踏まえつつ、より広い視野で世界哲学を本格的に論じ、開かれた知の世界へと読者をいざなう。

この本の目次

1 世界哲学に向けて(生きた世界哲学
世界を生きる哲学
世界哲学を語る言語
哲学の普遍性)
2 世界哲学の諸相(哲学を揺るがすアフリカ哲学
世界哲学としての現代分析哲学
東アジア哲学への視座
世界哲学をつくる邂逅と対決)
3 世界哲学の構想(ギリシア哲学という基盤
対話と挑戦としての世界哲学)

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