妖異博物館

柴田 宵曲

江戸期の随筆、旅行記などから収集し再構成した全国各地の奇譚集成。恐いけれど面白い! 大入道/ものいう猫/天狗の爪ほか。
【解説: 東雅夫 】

妖異博物館
  • シリーズ:ちくま文庫
  • 1,100円(税込)
  • Cコード:0195
  • 整理番号:し-25-1
  • 刊行日: 2005/08/10
    ※発売日は地域・書店によって
    前後する場合があります
  • 判型:文庫判
  • ページ数:352
  • ISBN:4-480-42108-4
  • JANコード:9784480421081
柴田 宵曲
柴田 宵曲

シバタ ショウキョク

1897(明治30)年、東京市日本橋区の商家に生まれる。本名泰助。中学を中退後、上野図書館に通って独学で俳句、短歌、文章に精進。ホトトギス社に入社し編集に従事、寒川鼠骨に師事して『子規全集』編纂に尽力した。三田村鳶魚の著述にも協力。『蕉門の人々』『古句を観る』など、俳句に関する著作は高く評価された。晩年、書肆の求めに応じて『明治の話題』(ちくま学芸文庫)、『妖異博物館』正・続(ちくま文庫)などを著し、話題を呼んだ。1966(昭和41)年死去。『柴田宵曲文集』全8巻(小沢書店)がある。

この本の内容

『甲子夜話』『耳嚢』など、江戸時代の随筆から不思議な話を蒐集・分類した怪異大百科。舟幽霊、轆轤首、人魂、化け猫、河童、怪石など、様々な怪異を取り上げながら、その筆はあくまで軽く、ある時は『今昔物語』の昔へ遡り、あるいは明治へと下って綺堂や八雲、鏡花作品の典拠を指摘する。簡潔にして含蓄ある語り口が味わい深い、奇譚アンソロジーの決定版。

この本の目次

化物振舞
大入道
一つ目小僧
轆轤首
舟幽霊
人身御供
再度の怪
夢中の遊魂
人魂
異形の顔〔ほか〕

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