辰巳屋疑獄

松井 今朝子

大岡越前を悩ませた大疑獄事件の真相とは

大豪商として知られた大坂の炭問屋辰巳屋の跡目争いが、なぜ死罪四人を出すまでになったのか。大岡越前が最後に手がけた大疑獄事件を描く長篇小説。

辰巳屋疑獄
  • シリーズ:ちくま文庫
  • 748円(税込)
  • Cコード:0193
  • 整理番号:ま-34-1
  • 刊行日: 2007/09/10
    ※発売日は地域・書店によって
    前後する場合があります
  • 判型:文庫判
  • ページ数:320
  • ISBN:978-4-480-42375-7
  • JANコード:9784480423757
松井 今朝子
松井 今朝子

マツイ ケサコ

1953年京都生まれ。早稲田大学大学院で演劇学を専攻。松竹株式会社で歌舞伎の企画・制作に携わり、フリーとなって歌舞伎の脚色・演出・評論、歌舞伎解説書の監修などを手がける。97年『東洲しゃらくさし』(PHP研究所)で小説家デビューし、『仲蔵狂乱』(講談社)で第8回時代小説大賞を受賞。著書に『奴の小万と呼ばれた女』『似せ者』(講談社)『一の富』(角川春樹事務所)『非道、行ずべからず』(マガジンハウス)『家、家にあらず』(集英社)『銀座開化事件帖』(新潮社)など。2007年『吉原手引草』(幻冬舎)で第137回直木賞受賞。
(著者写真:eye ohashi)

この本の内容

大坂の炭問屋「辰巳屋」は、正徳のころ掛屋(大名相手の金融業)も営む豪商であった。手代460人、家財200万両(現在の2000億円相当)という大企業に跡継ぎ問題が起こると、大坂じゅうの商家、江戸幕府や武士役人の世界、京の公家の世界をも巻き込む一大疑獄事件へと発展した。大岡越前守の日記に登場する史実をもとに、奉公人・元助の目を通して事件のてんまつを描く。

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