ミシェル・フーコー講義集成 3 処罰社会 ─コレージュ・ド・フランス講義1972−1973年度

ミシェル・フーコー 著 , 八幡 恵一 翻訳

刑務所が悔悛の装置として誕生する経緯を辿り、後の『監獄の誕生』では十分に展開されることのなかった「道徳」の観点から、現代の規律権力の起源を問う講義録。

ミシェル・フーコー講義集成 3 処罰社会 ─コレージュ・ド・フランス講義1972−1973年度
  • シリーズ:シリーズ・全集
  • 6,600円(税込)
  • Cコード:0010
  • 整理番号:
  • 刊行日: 2017/06/22
    ※発売日は地域・書店によって
    前後する場合があります
  • 判型:A5判
  • ページ数:448
  • ISBN:978-4-480-79043-9
  • JANコード:9784480790439
ミシェル・フーコー
ミシェル・フーコー

フーコー,ミシェル

1926年フランス・ポワティエ生まれ。高等師範学校で哲学を専攻、ヨーロッパ各国の病院・研究所で精神医学を研究する。1969年よりコレージュ・ド・フランス教授。1984年没。主著に『精神疾患とパーソナリティ』『狂気の歴史』『臨床医学の誕生』『言葉と物』『知の考古学』『監視と処罰』『性の歴史』がある。

八幡 恵一
八幡 恵一

ヤハタ ケイイチ

1981年生まれ。現在、関東学院大学国際文化学部准教授。東京大学大学院総合文化研究科地域文化研究専攻博士課程単位取得退学。博士(哲学、トゥールーズ第二大学)。訳書に、ミシェル・フーコー『ピエール・リヴィエール:殺人・狂気・エクリチュール』(共訳、河出文庫、2010年)、『ミシェル・フーコー講義集成3 処罰社会』(筑摩書房、2017年)など。

この本の内容

規律権力はどこから来たのか―現代の監視社会の起源を問う、もうひとつの『監獄の誕生』!18世紀末から19世紀にかけ、監獄という刑罰の形態が、身体刑にとって代わり、突如として一般的になる。なぜ、このような奇妙な現象が生じたのか。犯罪者を「社会の敵」へと変えるさまざまな刑罰の理論と実践を検討し、のちの『監獄の誕生』では十分に深められなかった「道徳」の観点から、現代における規律社会の到来を系譜学的にさぐる。フーコー権力論の転回点を示す白熱の講義。

この本の目次

一九七三年一月三日の講義
一九七三年一月十日の講義
一九七三年一月十七日の講義
一九七三年一月二十四日の講義
一九七三年一月三十一日の講義
一九七三年二月七日の講義
一九七三年二月十四日の講義
一九七三年二月二十一日の講義
一九七三年二月二十八日の講義
一九七三年三月七日の講義
一九七三年三月十四日の講義
一九七三年三月二十一日の講義
一九七三年三月二十八日の講義

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