彼女たちの戦争 嵐の中のささやきよ!

小林 エリカ

この女(ひと)を見よ!

リーゼ・マイトナー、エミリー・デイヴィソン、伊藤野枝、ヴァージニア・ウルフ……男性社会の中で本来望む生き方を抑圧された女性たちの戦いの記憶を描き出す。

彼女たちの戦争 嵐の中のささやきよ!
  • シリーズ:単行本
  • 1,870円(税込)
  • Cコード:0095
  • 整理番号:
  • 刊行日: 2024/02/29
    ※発売日は地域・書店によって
    前後する場合があります
  • 判型:四六判
  • ページ数:128
  • ISBN:978-4-480-81577-4
  • JANコード:9784480815774
小林 エリカ
小林 エリカ

コバヤシ エリカ

小林 エリカ(こばやし・えりか):目に見えない物、時間や歴史、家族や記憶、場所の痕跡から着想を得た作品を手掛ける。著書は小説『トリニティ・トリニティ・トリニティ』『マダム・キュリーと朝食を』(共に集英社)、『最後の挨拶 His Last Bow』(講談社)、コミックに“放射能”の歴史を辿る『光の子ども 1-3』(リトル・モア)、絵本に『わたしは しなない おんなのこ』(岩崎書店)他。私的なナラティブと社会のリアリティーの狭間を追体験するようなインスタレーション作品も国内外で発表し、主な展覧会は個展「野鳥の森 1F」(Yutaka Kikutake Gallery) 、「りんご前線 ? Hirosaki Encounters」(弘前れんが倉庫美術館)、「話しているのは誰? 現代美術に潜む文学」(国立新美術館)他。近年は、音楽家の寺尾紗穂とかつての歌を甦らせる音楽朗読劇シリーズ「女の子たち風船爆弾をつくる Girls, Making Paper Balloon Bombs」の脚本も手がけている。

この本の内容

リーゼ・マイトナー、伊藤野枝、メイ・サートン、ヴァージニア・ウルフ、マルゴー・フランクとアンネ・フランク姉妹、湯浅年子…この女を見よ!科学者、詩人、活動家、作家、スパイ、彫刻家etc.「歴史」の中で、おおく不当に不遇であった彼女たちの「仕事」がなければ、「いま」はありえなかった。彼女たちの横顔を拾い上げ、未来へとつないでいく、やさしくたけだけしい闘いの記録。

この本の目次

マルゴー・フランクとアンネ・フランク姉妹
伊藤野枝
シルヴィア・プラス
エミリー・デイヴィソンの葬列を組む女たち
ヴェルダー・マーヨ(長谷川テル)
ロザリンド・フランクリン
婉容
ブラック・イズ・ビューティフルを歌う女たち
マタ・ハリ
クララ・イマーヴァール
エミリー・ディキンスン
水曜日にその傍らに立ち続ける女たち
ヴァージニア・ウルフ
エウサピア・パラディーノ
マリア・スクウォドフスカ=キュリー
ラジウム・ガールズ
湯浅年子
ミレヴァ・マリッチ
貞奴
学校へ通う少女たち〔ほか〕

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