モンテーニュ私記 ─よく生き、よく死ぬために

保苅 瑞穂

読むほどに深まる『エセー』の尽きせぬ魅力を、戦乱あい次ぐ激動の時代を背景にドラマティックに描き、生と死をめぐる思考の極限へと読む者を誘う深い思索の書。

モンテーニュ私記 ─よく生き、よく死ぬために
  • シリーズ:単行本
  • 3,080円(税込)
  • Cコード:0098
  • 整理番号:
  • 刊行日: 2003/10/14
    ※発売日は地域・書店によって
    前後する場合があります
  • 判型:四六判
  • ページ数:368
  • ISBN:4-480-83642-X
  • JANコード:9784480836427
保苅 瑞穂
保苅 瑞穂

ホカリ ミズホ

保苅瑞穂(ほかり・みずほ):1937-2021年。東京生まれ。東京大学大学院人文科学研究科博士課程中退。1964-67年パリに留学。東京大学名誉教授、獨協大学名誉教授。専門はフランス文学。著書に『プルースト・印象と隠喩』、『プルースト・夢の方法』、『モンテーニュ私記』、『ヴォルテールの世紀』、『恋文』、『モンテーニュの書斎』『ポール・ヴァレリーの遺言』など。訳書に『プルースト全集』(共編・共訳)、『プルースト評論選』(編訳)、フィリップ・ミシェル=チリエ『事典 プルースト博物館』(監修・共訳)、ロラン・バルト『批評と真実』など。

この本の内容

優れたプルースト研究者として、かつ名文章家として知られる仏文学者が、永年読み親しんできた『エセー』と人間モンテーニュの尽きせぬ魅力を、戦乱の激動の時代を背景にドラマティックに語り、生と死をめぐる思考の極北へと読む者を誘なう深い思索の書。

この本の目次

第1部 乱世に棲む(怒りについて―人食い人種は野蛮か
宗教戦争の渦中で
道草―新しい橋ポン=ヌフ余聞
宗教戦争の批判―あるいは文明と野蛮)
第2部 モンテーニュはどう生きたか(ある転機について―「レーモン・スボンの弁護」をめぐって
世界、この私を映す鏡
変化の相のもとに
果樹園にて―日々が静かであるために)

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