神なき宗教 ─「自由」と「平等」をいかに守るか

ロナルド・ドゥオーキン 著 , 森村 進 翻訳

分断を乗り超えて
法はひとつの正義を見いだせるのか

熱心な信仰者から無神論者まで、さまざまな信念を抱く人々に法は平等な裁きを下し、その自由を保障することができるのか? 20世紀最大の法哲学者、渾身の遺作。

神なき宗教 ─「自由」と「平等」をいかに守るか
  • シリーズ:単行本
  • 2,310円(税込)
  • Cコード:0014
  • 整理番号:
  • 刊行日: 2014/10/23
    ※発売日は地域・書店によって
    前後する場合があります
  • 判型:四六判
  • ページ数:224
  • ISBN:978-4-480-84725-6
  • JANコード:9784480847256
森村 進
森村 進

モリムラ ススム

森村 進(もりむら・すすむ):1955年生まれ。東京大学法学部卒業。法学博士(一橋大学)。一橋大学名誉教授。専門は法哲学。

この本の内容

宗教上の理由で兵役を拒否する人と、自らの信念に基づいて徴兵に応じない人に、裁判官は同等の判決を下すことができるだろうか?信仰者の兵役が免除されて、無神論者にはそれが許されないとするならば、法の下の「平等」は、いかに守られるのか?宗教という難題を前にして、法に正解はあるのか?法哲学の巨人が、対立の根底に横たわる問いに挑む。

この本の目次

第1章 宗教的無神論?(宗教とは何か?形而上学の中核
宗教的科学と宗教的価値
神秘と理解可能性
非人格的な神々―ティリッヒ、スピノザ、汎神論)
第2章 宇宙(物理学と崇高なもの
美はいかにして研究を指導できるか?
しかしそれはいかなる種類の美なのか?
対称性?
宇宙はたまたまこうなっているだけなのか?
不可避性と宇宙
不可避性の美)
第3章 宗教的自由(憲法の挑戦
宗教的自由は神だけにかかわるのか?
コントロールできない自由?
自由内部の衝突
本当に宗教的自由への権利はあるのか?
新しい宗教戦争)
第4章 死と不死性

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